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超音速飛行を可能に!Venus Aerospaceが新型デトネーションラムジェットエンジンVDR2を発表!
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2024年10月、アメリカのスタートアップ企業であるVenus Aerospaceは、最新のデトネーションラムジェットエンジン「VDR2」を発表しました。このエンジンは、超音速飛行を可能にする革新的な推進技術を提供し、航空業界に大きな影響を与えると期待されています。
Venus Aerospace、画期的なVDR2エンジンを発表
Venus Aerospaceは、2024年9月30日から10月2日までアメリカ・アーカンソー州で開催されたUP. Summitにおいて、VDR2(Venus Detonation Ramjet 2000 lb. Thrust Engine)を発表しました。このエンジンは、最大速度マッハ6に達することができ、航空機やドローンに搭載可能です。
従来のラムジェットエンジンは、前方への運動が必要であるため、他の推進システムが起動のために必要でしたが、VDR2はその性能をさらに向上させ、効率的で持続可能な飛行を目指しています。
VDR2エンジンの技術とその可能性
VDR2エンジンは、航空機やドローンに応用可能で、特に宇宙飛行や貨物輸送などの分野でその能力を発揮することが期待されています。また、Venus Aerospaceは、再利用可能な推進システムを開発することにより、超音速旅行のコストを大幅に削減することを目指しています。2025年には、この新しい推進システムを使用したドローンによる初の飛行試験が予定されています。
Venus Aerospaceの未来:商業用超音速飛行へ向けた取り組み
Venus Aerospaceは、VDR2エンジンに加えて、回転デトネーションロケットエンジン(RDRE)という別の推進システムも開発しており、さらに商業用超音速航空機「Stargazer M400」のコンセプトにも取り組んでいます。2024年2月にはRDREを搭載したドローンの試験飛行が成功し、今後の進展が期待されます。
Venus Aerospaceの技術革新は、宇宙探索や超音速貨物輸送といった新しい市場を開拓する可能性があり、今後の動向に注目が集まっています。
- Venus Aerospaceは、2024年10月に新しいデトネーションラムジェットエンジン「VDR2」を発表。
- VDR2エンジンはマッハ6の速度に達することができ、商業飛行や貨物輸送への応用が期待されている。
- 再利用可能な推進システムにより、コスト削減と効率化を実現。
- 2025年にはVDR2エンジンを搭載したドローンの初の飛行試験が予定されている。
参考リンク: www.aerotime.aero
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