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つくばエクスプレスが磁気切符廃止、QR乗車券へ移行

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私たちの生活に欠かせない移動手段である鉄道。その「切符」の形が今、大きな転換期を迎えています。
首都圏を走る「つくばエクスプレス(TX)」が発表した、未来の駅の姿につながる新しい乗車システムについて、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。

2026年10月より「磁気切符」が廃止へ、QR乗車券への全面移行を決定

首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)は、2026年10月1日からこれまでの磁気乗車券を完全に廃止し、「QR乗車券」システムへと全面移行することを発表しました。

現在、券売機で購入する切符は裏面が黒い磁気式ですが、今後はQRコードが印字された紙の切符に変更されます。
利用者は、自動改札機に新しく設置される読み取り部にQRコードをかざすだけで、スムーズに改札を通過できるようになります。

なぜQRコードに?自動改札機の「スリム化」と環境へのメリット

これまでの磁気切符は、改札機の中で切符を高速で吸い込み、データを読み書きして再び排出するという、非常に複雑な機械仕掛け(駆動部)を必要としていました。
この駆動部は精密なため故障しやすく、専門的なメンテナンスに多額の費用と手間がかかることが長年の課題でした。

QRコード方式に変わることで、改札機は「カメラでコードを読み取るだけ」のシンプルな構造になります。
これにより、故障のリスクを大幅に減らし、維持コストを抑えることが可能になります。
また、磁気層を含まない紙はリサイクルがしやすいため、地球環境に優しい「駅のスマート化」としても大きな一歩となります。

スマホ一台でスムーズに!これからの鉄道利用はどう変わる?

この変更は、単なるコスト削減だけではありません。
将来的には、駅の券売機に並ぶことなく、自分のスマートフォンで事前に乗車券を購入し、画面に表示されたQRコードをかざすだけで乗車できる仕組みの広がりも期待されています。

このような「脱磁気カード」の動きは他の鉄道会社でも検討されており、日本の鉄道全体がよりデジタルで効率的な仕組みへと進化するきっかけになるかもしれません。
切符を「通す」から「かざす」へ、私たちの日常がより便利にアップデートされていきます。

技術の進化で変わる、より便利で持続可能な鉄道のカタチ

長年親しまれてきた磁気切符が姿を消すことに少し寂しさを感じる方もいるかもしれませんが、この変化は、安定した運行と環境保護を両立させるために必要な進化です。

2026年の完全移行に向けて、つくばエクスプレスはよりスマートで、誰もが利用しやすい次世代の鉄道サービスを目指しています。
新しいシステムが導入されることで、私たちの移動体験はより快適なものへと変わっていくことでしょう。

参考文献:つくばエクスプレス 磁気乗車券の廃止とQR乗車券への移行について(2026年1月15日掲載記事)

 

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