公開日: 最終更新日:
【保存版】コミュニティバスとは?普通のバスとの違いから全国のユニークな車両まで
- バス
- 公共交通業界コラム
- 用語解説

「観光地をもっと隅々まで歩きたいけれど、足が疲れるのはちょっと……」「有名なスポット以外にも、地元の人しか知らないような素敵な裏道を見つけたい!」そんな風に思ったことはありませんか?旅行好きや乗り物好きの間で、いま密かに、そして熱狂的に注目されているのがコミュニティバスなんです。
普通の路線バスとは一味違う、どこか愛らしくて便利なこのバス。実は、観光の強い味方になってくれるポテンシャルを秘めているんですよ。でも、いざ乗ろうと思うと「料金はどう払うの?」「普通のバスと何が違うの?」と疑問が湧いてきますよね。この記事では、コミュニティバスの基本から、旅の達人と言える活用術まで、5,000字を超える圧倒的なボリュームで徹底的に解説します!
読み終わる頃には、あなたも次の旅行で「あ、コミュニティバスに乗ってみようかな」と思っているはず。さあ、一緒にコミュニティバスの奥深い世界へ出発しましょう!
コミュニティバスとは「街の隅々まで繋ぐ、みんなの優しい足」です
いきなり結論ですが、コミュニティバスを一言で表すと、自治体が主体となって運行する、通常の路線バスが通らないような狭い道や生活圏をカバーする小型バスのことです。通常の大型バスでは曲がれないような細い路地も、スイスイと進んでいくのが最大の特徴ですね。でも、ただの生活の足だと思ったら大間違い!実は、観光客にとってもワンコインで移動できる、歴史ある古い街並みの中まで連れて行ってくれるといったメリットが山ほどあるんです。
そもそもコミュニティバスが生まれた背景って?
コミュニティバスが日本で本格的に広まったのは1990年代半ばのことです。東京都武蔵野市で運行を開始したムーバスがその先駆けと言われています。それまでの路線バスは、大きな道路を走り、多くの人を一気に運ぶのが得意でした。しかし、それだと駅から離れた住宅街や、道が狭いエリアに住むお年寄りなどは、バス停まで歩くのが大変だったんです。そこで、もっと住民の生活に密着した、小回りの利くバスを作ろう!と自治体が立ち上がったのが始まりなんですよ。今では日本全国、北は北海道から南は沖縄まで、さまざまな街で独自のコミュニティバスが活躍しています。
交通空白地帯を埋める救世主
専門用語で交通空白地帯という言葉がありますが、これは鉄道や路線バスの駅から遠く、移動が不便な地域のことを指します。コミュニティバスはこの隙間を埋めるパズルのピースのような存在です。病院、役所、スーパー、そして時には隠れた名所。そういった場所にピンポイントでバス停を置くことで、街全体の回遊性を高めているんですね。観光客にとっても、駅から離れたちょっとマニアックな寺社仏閣やカフェに行きたい時、このネットワークが最強の味方になります。
コミュニティバスの定義をわかりやすく解説
コミュニティバスには、明確な法的な定義があるわけではありませんが、一般的には以下の3つの特徴を兼ね備えたものを指します。1つ目は、市区町村などの自治体が運行主体(または企画者)であること。2つ目は、既存の路線バスでは採算が取れないようなルートを走ること。3つ目は、運賃が安く設定されていることが多いことです。これらが組み合わさることで、単なる移動手段を超えた、地域コミュニティのシンボルとしての役割も果たしているんですよ。
誰が運転しているの?運営の裏側
自治体が主体と言っても、市長さんが運転しているわけではありません(笑)。多くの場合、自治体が企画と予算を出し、実際の運行は地元の民間バス会社に委託するという形を取っています。これを公設民営方式と呼びます。車体に市のマスコットキャラクターが描かれていたり、公募で決まった愛称がついていたりするのは、自治体がプロデュースしているからこそ。地元の愛が詰まった車両に乗れるのも、コミュニティバスの醍醐味ですね。
普通の路線バスと何が違う?知っておきたい4つの決定的な差
見た目は同じバスでも、中身は全然違います!コミュニティバスと普通の路線バス(民間の一般路線バス)の違いを正しく理解することで、旅の計画がもっと立てやすくなります。ここでは、特に重要な4つのポイントを比較してみましょう。あなたはいくつ知っていますか?
違い1:目的が「利益」か「福祉・利便性」か
民間の路線バスは企業が運営しているので、当然ですが利益を出さなければいけません。そのため、乗客が多い主要駅間や大通りを走るのが基本です。一方、コミュニティバスは、利益よりも住民の福祉や街の活性化が主な目的です。赤字が出たとしても、それは自治体の税金で補填される仕組みになっています。だからこそ、普通のバス会社なら絶対に通らないような、細くて複雑なルートでも走ることができるんですね。これって、観光客にとっては「歩くのは大変だけど見てみたい場所」へのアクセス手段として最高だと思いませんか?
採算度外視だからこそできる、きめ細やかなルート設定
普通のバスなら通り過ぎてしまうような小さな十字路の角にバス停があったりします。これは、地域住民の「ここにバスが止まってくれたら助かる」という声を反映しているからです。観光客にとっても、目的地の間近まで連れて行ってくれるという利便性に繋がっています。大通りのバス停から15分歩くのと、コミュニティバスで建物の目の前まで行くのとでは、旅の疲れ具合が全く違いますよね。
違い2:車両の大きさとデザイン
普通の路線バスは、一度にたくさんの人を運ぶために大型や中型の車両を使います。対して、コミュニティバスは小型の車両が主流です。特に有名なのが、日野自動車のポンチョという車種。丸っこいおまんじゅうのような形をした、あのバスです!この小型車両だからこそ、住宅街のクランクや狭い路地もスイスイ。デザインも街ごとに個性的で、乗るだけでワクワクするようなカラフルなバスが多いのも特徴です。
バリアフリーへのこだわりがすごい!
コミュニティバスの多くは、ノンステップバスという、出入り口に段差がないタイプを採用しています。これは、利用者の中心である高齢者や、ベビーカーを使うお母さん、お父さんのためです。観光客にとっても、重いスーツケースを持って乗り降りする際にはこの段差のなさが本当にありがたい!実は、日本のバスのバリアフリー化を牽引してきたのは、このコミュニティバスたちだったりするんですよ。
観光にこそ使ってほしい!コミュニティバスを利用するメリット3選
「えっ、観光客が乗ってもいいの?」と聞かれることがありますが、答えはもちろん大歓迎です!むしろ、観光客が利用して運賃を支払うことで路線の維持に繋がり、地域への貢献にもなるんです。ここでは、旅行者の視点から見たコミュニティバスの最強のメリットをご紹介します。
メリット1:とにかく運賃が安い!ワンコインの魅力
多くのコミュニティバスは、運賃が100円や200円の均一料金に設定されています。普通の路線バスだと、距離が伸びるごとに整理券の番号と睨めっこして料金が上がるのをドキドキしながら見守ることもありますが、コミュニティバスならその心配はありません。お財布に優しいから、ちょっと1区間だけ乗りたい時でも気軽に利用できますよね。浮いたお金で、ご当地の美味しいスイーツをもう一つ買えちゃうかもしれませんよ!
1日乗車券を活用すればさらにお得に
自治体によっては、300円から500円程度で1日乗り放題券を販売していることもあります。これを使えば、気になったバス停でふらっと降りて、また次のバスに乗る……なんていう、気ままな途中下車の旅が楽しめます。特に路線の多い都市部のコミュニティバスでは、この1日乗車券が最強の武器になります。わざわざレンタカーを借りるほどでもないけれど、歩くには広いという街の観光には最適です。
メリット2:普通のガイドブックに載っていない景色に出会える
コミュニティバスは街の静脈を流れるように走ります。車窓から見えるのは、地元の人が通う商店街や、手入れされたお庭、静かな公園など、その土地のありのままの日常です。観光地化されすぎていない、素顔の街の姿に出会えるのが、コミュニティバスの旅の醍醐味なんです。窓の外を眺めているだけで、「あ、あそこのパン屋さん美味しそう!」「あの古い洋館は何だろう?」という新しい発見が次々と飛び込んできますよ。
地元の生活音を感じる旅のスタイル
コミュニティバスに乗っていると、地元のおばあちゃん同士の会話が聞こえてきたり、学校帰りの子供たちが元気に乗り込んできたりします。その土地の言葉や雰囲気を感じながら移動するのは、最高の観光体験だと思いませんか?有名な観光スポットを点から点へ移動するのではなく、線で街を理解することができる。これこそが、コミュニティバスに乗る本当の価値だと私は思います。
メリット3:バリアフリー対応で誰にでも優しい
メリット2でも少し触れましたが、バリアフリー対応は観光客にとっても大きな利点です。足腰に自信がない方はもちろん、歩き疲れた午後など、低いステップでヒョイっと乗り込めるコミュニティバスは、まるで砂漠のオアシスのように感じられるはず。また、案内放送が非常に丁寧な路線も多く、次に止まるバス停がどこか、近くに何があるかをしっかり教えてくれるので、初めての土地でも迷う不安が少なくなります。
ベビーカーや車椅子でも安心の設計
家族旅行でベビーカーを利用している場合、大きなバスや電車への乗り降りは気を使うものですよね。コミュニティバスはもともとそういった利用者への配慮が手厚いので、車内にはベビーカーを固定できるスペースが確保されていることがほとんどです。運転手さんも地域の方と顔馴染みであることが多く、穏やかで親切な方が多い印象です。困ったことがあれば、気軽に声をかけてみてくださいね。
失敗しない!コミュニティバスの乗り方・探し方マスター講座
さて、メリットを知ったところで、次は実践です。「どうやって乗ればいいの?」という疑問にお答えします。コミュニティバスは地域によってルールが少しずつ違うので、初心者の方が戸惑いやすいポイントを整理して解説しますね。これさえ読めば、あなたもバス通の仲間入りです!
バス停を見つけるコツは、形と色に注目すること
コミュニティバスのバス停は、一般的な路線バスのバス停とはデザインが異なっていることが多いです。小さくて可愛らしい看板だったり、市のキャラクターが大きく描かれていたり。時には、街灯に看板がくっついているタイプもあります。探し方のコツは、スマートフォンの地図アプリでバス停のアイコンをタップすること。でも、たまにGoogleマップなどの大手に情報が載っていない超ローカルな路線もあります。そんな時は、自治体の公式サイトにある公共交通やコミュニティバスのページをチェックするのが一番確実です。
バス停の名前が個性的でおもしろい!
〇〇商店前や〇〇さん家の角なんていう、驚くほど具体的な名前のバス停に出会えるのもコミュニティバスならでは。名前を見るだけで、その場所が地元の人にどう親しまれているかが伝わってきて、思わずクスッとしてしまいます。観光中、面白い名前のバス停を見つけたら、ぜひ写真を撮ってみてください。それだけで旅のいい思い出になりますよ。
乗車から降車までの流れ:前乗り?後ろ乗り?
ここが一番の悩みどころですよね。基本的には以下の2パターンが多いです。パターンAは、前乗り・前降り。これは100円などの均一料金の路線に多いタイプです。前のドアから乗る時に、運賃箱に料金を支払います。パターンBは、後ろ乗り・前降り。これは距離に応じて料金が変わる路線に多いです。真ん中や後ろのドアから乗り、整理券を取ります。降りる時に、整理券と一緒に運賃を前の運賃箱に入れて、前のドアから降ります。どっちかわからない!という時は、バスが来た時に周りの人の動きを見るか、運転手さんに「先払いですか?」と聞いてみてください。みんな優しく教えてくれますよ。
降車ボタンを押すタイミングは?
普通のバスと同じく、降りたいバス停がアナウンスされたら降車ボタンを押します。コミュニティバスはバス停の間隔が短いことが多いので、アナウンスを聞き逃さないように注意してくださいね。もし押し忘れてしまったら……慌てずに次のバス停で降りて、街歩きを楽しみましょう!そんなハプニングも、コミュニティバスの旅なら楽しい思い出になります。
ICカードは使える?小銭の準備はどうする?
最近ではSuicaやPASMOなどの交通系ICカードが使えるコミュニティバスが増えていますが、実はまだ現金のみという路線も意外と多いんです!これが注意点。いざ乗ろうとして「チャージはバッチリ!」と思っていても、読み取り機がなくて焦る……なんてことも。観光に行く前に、公式サイトで支払い方法を確認しておくのがプロの鉄則です。また、使えるICカードが地域独自のもの(地域連携ICカードなど)に限られている場合もあります。
100円玉を複数枚用意しておくとスムーズ
もちろん、車内の運賃箱に両替機はついていますが、1,000円札までしか対応していないことがほとんど。5,000円札や10,000円札は両替できないので、あらかじめ100円玉や1,000円札を多めに用意しておくと、スムーズに乗降できてスマートです。小銭を持っていない時に限って、100円均一のバスが来たりするんですよね(笑)。準備万端で乗り込みましょう!
日本全国おもしろコミュニティバス図鑑!「乗りたい」が見つかる厳選5選
コミュニティバスは、その街の顔でもあります。ここでは、デザインが秀逸だったり、ルートがユニークだったりと、わざわざ乗りに行く価値のあるコミュニティバスを、私の独断と偏見でピックアップしてご紹介します!
1. 東京都渋谷区:ハチ公バス
コミュニティバス界の超エリート、それがハチ公バスです。渋谷、表参道、代官山といったお洒落エリアを縫うように走ります。車体には可愛い忠犬ハチ公のイラストが描かれていて、都会の喧騒の中をトコトコ走る姿は癒やし度満点。100円で代官山の高級住宅街を抜けていくのは、ちょっとしたセレブ気分を味わえるおすすめルートです。夕暮れ時の表参道をハチ公バスの窓から眺めるのは、格別の贅沢ですよ。
ルートごとに違うカラーリング
ハチ公バスには複数のルートがありますが、それぞれ色が違います。オレンジ、ブルー、レッドなど、見た目にも鮮やか。特に夕やけこやけルートなどは、名前もロマンチックですよね。渋谷の複雑な地形を熟知したルート設定は、まさに神業。坂道の多い渋谷観光には欠かせない存在です。
2. 石川県金沢市:金沢ふらっとバス
城下町の風情を大切にする金沢には、その名もふらっとバスが走っています。デザインが非常に洗練されていて、街の景観に溶け込む落ち着いた色が特徴。このバスの凄いところは、主要な観光ルートから一歩踏み込んだ生活の道を通ること。武家屋敷の土壁のすぐそばを通る時のスリルと美しさは、大きな観光バスでは絶対に味わえません。金沢の奥深さを知るなら、このバスに乗らない手はありません。
4つのルートで金沢を網羅
此花、菊川、材木ルートなど、情緒ある名前がついた4つのルートがあります。どれも15分間隔という、コミュニティバスとしては驚異的な本数で運行されているので、待ち時間を気にせずふらっと乗れるのが最大の魅力。金沢の雨の日でも、これがあれば快適に街巡りが楽しめますね。
3. 東京都台東区:めぐりん
浅草や上野を巡るめぐりんは、レトロな外観が観光客に大人気!北めぐりん、南めぐりん、ぐるーぷめぐりんなど、ルートが細かく分かれています。浅草の賑やかなエリアから、静かな下町情緒溢れるエリアまでを繋いでくれるので、観光の幅がグッと広がります。100円で浅草寺の裏側や、谷中の古い街並みを巡れるのは本当にお得。内装も凝っていて、どこか懐かしい雰囲気に浸れます。
下町の達人になれるルート設定
めぐりんのルートをマスターすれば、あなたも立派な下町通。ガイドブックのメインページには載っていないような、地元の人に愛される小さな神社や、老舗の和菓子屋さんの前を通ります。特に、上野公園の中を通り抜けるルートは、四季折々の自然が楽しめて最高に気持ちいいですよ。
4. 京都府京都市:醍醐コミュニティバス
観光都市・京都にもコミュニティバスはありますが、特にユニークなのが醍醐地区を走るバス。ここは住民による自主運行に近い形で始まった歴史があり、地域愛が非常に強いんです。世界遺産・醍醐寺へのアクセスはもちろん、地下鉄駅から離れた観光スポットへ行くのにも重宝します。京都の表の顔ではない、生活に根ざした京都を感じられる貴重な路線です。運転手さんと乗客の何気ない挨拶に、心が温まります。
住民の情熱が形になったバス
もともとバスが通っていなかった地域に、住民が自分たちでお金を出し合ってバスを走らせようとしたのが始まりです。そのため、車内には手作りの装飾があったり、地域のイベント情報が掲示されていたりと、非常にアットホーム。観光客として乗らせてもらう時も、その熱意を感じて背筋が伸びる思いがします。これこそ、真のコミュニティバスと言えるでしょう。
5. 長野県小布施町:おぶせ周遊バス「おぶせロマン号」
栗と北斎の街として有名な小布施町。ここを走る周遊バスは、もはやそれ自体が観光アトラクションのような楽しさです。4月から11月の期間限定運行が多いですが、オープンバスのような開放感のある車両や、レトロなデザインの車両が街を彩ります。コンパクトな街だからこそ、バスを上手く使うことで効率よく、かつ情緒たっぷりに観光できるんです。栗の木が並ぶ道をレトロバスで走る体験は、最高にフォトジェニックですよ。
季節を感じる贅沢な移動時間
小布施の街はどこを切り取っても絵になりますが、おぶせロマン号の車窓からの景色は格別です。特に秋の栗の収穫時期は、街全体が甘い香りに包まれ、バスの窓から吹き込む風も心地よく感じられます。バス停ごとに素敵な建物や庭園があるので、何度も乗り降りしたくなってしまうはず。観光案内も兼ねているので、初めての方でも安心して楽しめます。
【注意点】コミュニティバスに乗る前に知っておきたい3つのこと
「よし、コミュニティバスに乗るぞ!」と意気込んでいるあなたに、ちょっとしたアドバイス。これを知っておかないと、せっかくの旅行が台無しになってしまうかも……という注意点を3つお伝えします。でも大丈夫、知っていれば防げることばかりです。プロの視点で、失敗しないためのポイントを伝授します。
注意1:運行本数が少ない!「1時間に1本」は当たり前?
これが一番の注意点です。都会の地下鉄や主要路線のバスのように「待っていればすぐ来る」というものではありません。特に地方や郊外に行くと、1時間に1本、あるいは2〜3時間に1本というダイヤも珍しくありません。中には平日のみ運行で、土日は休みというコミュニティバスもあります。これを知らずにバス停で待ちぼうけ……というのは、切なすぎますよね。
時刻表の確認は、旅の準備の最優先事項
乗り遅れたら次の予定が全部狂っちゃう!なんてことにならないよう、時刻表の確認は必須です。私はいつも、公式サイトで時刻表を調べるだけでなく、当日バス停に着いたらまず帰りの便の時刻をスマホで写真に撮っておくようにしています。これなら、観光中もあと何分で戻ればいいかが一目で分かります。また、最近はバスロケーションシステムといって、今バスがどこを走っているかリアルタイムで分かるサービスを導入している自治体も増えているので、ぜひ活用してみてください。
注意2:ルートが「循環型」なことが多い
コミュニティバスの多くは、街をぐるっと一周して戻ってくる循環ルートを採用しています。ここで気をつけたいのが、右回りと左回りがある場合。反対方向のバスに乗ってしまうと、目的地まで目と鼻の先なのに、街を一周して40分後……なんていう悲劇が起こりかねません。これ、実はベテランのバス好きでもたまにやってしまうミスなんです(笑)。
どっちに乗れば早いか、運転手さんに聞いてみよう
乗る前に、バスの正面に出ている行き先表示や、バス停の案内をしっかり確認しましょう。もし迷ったら、ドアが開いた瞬間に「〇〇(目的地)に行きたいんですが、これであってますか?」と聞くのが一番手っ取り早いです。運転手さんはプロですから、「それは反対側のバス停だよ」とか「これでも行くけど、あっちのバスの方が早いよ」と親切に教えてくれます。迷うくらいなら聞く!これがコミュニティバスを攻略するコツです。
注意3:最終バスが驚くほど早い!
夜の観光を楽しもうと思っている方は要注意。コミュニティバスは住民の生活に合わせているため、夕方17時〜18時台で最終バスが終わってしまうことが多々あります。都会の感覚で「20時くらいまでは走っているだろう」と思っていると、痛い目を見ます。駅から離れた場所でバスが終わってしまい、タクシーも捕まらず、真っ暗な道をトボトボ歩く……というのは、もはや修行です。
夜の移動は別手段も考えておく
日没後の移動を考えている場合は、必ず最終バスの時間を確認しておきましょう。もしバスが終わってしまう時間なら、あらかじめタクシー会社の電話番号を控えておくか、配車アプリが使えるかを確認しておくと安心です。夜の帳が下りる前に、安全に駅やホテルに戻れるように計画を立てるのが、賢い旅行者のやり方。コミュニティバスは、あくまで太陽が出ている時間の強い味方だと思っておきましょう。
これぞプロの技!コミュニティバスを使いこなす「裏ワザ」活用術
最後に、もっとコミュニティバスを使いこなしたいあなたへ、マニアックだけど役立つ活用術をこっそり教えます。これを知っていれば、あなたの旅のクオリティは劇的に上がりますよ!
Googleマップの「経路検索」の罠を見抜け!
最近のGoogleマップは優秀ですが、たまにコミュニティバスのルートを「歩き」として計算したり、逆に存在しないバス停を表示したりすることがあります。そんな時に役立つのが、ジョルダンや駅すぱあとといった日本の乗り換え案内アプリ。これらは日本のコミュニティバスの情報に非常に強く、精度が高いです。予備としてインストールしておくと、いざという時に頼りになります。また、自治体のホームページにあるPDFの路線図をダウンロードしてオフラインで見られるようにしておくのも、プロのテクニックです。
「公共施設」を目指せば、コミュニティバスが見つかる
ルートがよく分からない時は、その街の市役所、図書館、保健センターなどを目的地に設定してみてください。コミュニティバスはほぼ確実にこれらの公共施設を経由するように作られています。駅から少し離れた有名な公園や美術館に行きたい時も、近くの公共施設を探すと、便利なバス停が見つかることが多いですよ。また、公共施設には紙の路線図が置いてあることも多いので、そこで情報をゲットするのもアリですね。
「地域連携ICカード」のご当地デザインをゲット!
最近では、その地域のバスや電車だけで使える独自のICカードを発行している自治体もあります。デザインがその土地にちなんだもの(例えば、特産品や観光地が描かれている)になっていて、これがお土産としても最高なんです。Suicaとして使えるものも多いので、自分への旅の思い出として1枚作ってみるのも楽しいですよ。使うたびに「あの日、あのバスに乗ったな」と思い出せる、素敵な旅のしおりになります。
まとめ:コミュニティバスは、街の鼓動を感じる「移動する特等席」
いかがでしたか?「コミュニティバスって、意外と面白そう!」と思っていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。コミュニティバスは、単なる移動手段ではありません。大きな観光バスでは見落としてしまうような街の表情、地元の人たちの温かな会話、そして驚くほどお得で便利なルート。それらが詰まった、まさに街の鼓動をダイレクトに感じる特等席なんです。
次の旅行では、ぜひ事前にその街のコミュニティバスを調べてみてください。100円玉を握りしめて、丸っこい小型バスに乗り込む時のあのワクワク感。それはきっと、今までの観光とは一味違う、より深く、より思い出深い旅の景色をあなたに見せてくれるはずです。さあ、次はどの街のコミュニティバスに乗って、どんな発見をしましょうか?
具体的に「この街のコミュニティバスについてもっと知りたい!」というリクエストがあれば、いつでも教えてくださいね。例えば、京都の金閣寺周辺を走る便利なバスや、東京の下町を網羅するお得なチケット情報など、あなたの旅が最高のものになるよう、さらに詳しくお伝えできますよ!












