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新幹線の学割はどう使うのが正解?申請から買い方、節約術まで鉄道ファンが教える決定版

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「新幹線で旅行に行きたいけど、チケット代が高すぎて手が出ない……」

そんな風に悩んでいる学生のみなさん、こんにちは!鉄道のことなら誰よりも詳しい、自称・新幹線マニアの解説員です。春休みや夏休み、あるいは帰省の時期になると、新幹線の運賃って本当に大きな壁になりますよね。でも安心してください。学生には「学割」という強力な武器があります。
これを使うだけで、数千円、遠くへ行くなら1万円以上も得をすることがあるんです。浮いたお金で、旅先で豪華な海鮮丼を食べたり、話題のスイーツを楽しんだりしたくないですか?「でも、学割ってどうやって使うの?」「窓口で緊張しそう……」「中学生と大学生で何か違うの?」といった疑問をすべて解決するために、この記事を書きました。
結論から言うと、学割は「たった3つのステップ」で誰でも簡単に使えます。さあ、一緒に新幹線の旅を賢く、楽しくスタートさせましょう!

【結論】新幹線の学割は「乗車券」が2割引き!3つの準備で完了します

まずはみなさんが一番知りたい結論からお話ししますね。新幹線の学割を使うと、チケット代のうち「乗車券」という部分が20%OFF(2割引き)になります。よく「全部が2割引き」と勘違いされがちですが、特急券は安くならないので注意してください。それでも、長距離になればなるほど、この2割の差は絶大です!

新幹線の学割は「乗車券」が2割引き!3つの準備で完了ステップ

ステップ1:学校の事務室で学割証を発行する

学生証を駅で見せるだけでは学割は受けられません!まずは学校にある「証明書自動発行機」や事務室の窓口で、「学校学生生徒旅客運賃割引証(通称:学割証)」という専用のハガキサイズの紙をもらってください。

これが魔法のチケットへの第一歩です。発行手数料はほとんどの学校で無料なので、まずはこれを手に入れましょう。この紙がないと、どんなに駅員さんに頼んでも割引はしてもらえません。

ステップ2:駅の「みどりの窓口」で切符を買う

学割証を手に入れたら、駅にある「みどりの窓口」へ行きましょう。最近はネット予約も便利ですが、学割を確実に、そしてミスなく使うなら有人窓口が一番です。

窓口の駅員さんに学割証を渡し、「学割でお願いします」と伝えるだけで、割引後の金額で切符を発行してくれます。とっても簡単ですよね?操作が不安な方は、あらかじめメモ帳に行きたい日時と区間を書いておくとスムーズですよ。

ステップ3:旅行当日も「学生証」を忘れずに携帯する

切符を買えたからといって、学生証を家に置いていってはいけません。新幹線の車内で車掌さんに「学生証を見せてください」と確認されることがあります。

このとき持っていないと、最悪の場合、正規料金との差額を支払わなければなりません。財布の中に常に入れておくのを忘れないでくださいね。改札を通る時ではなく、乗車中にチェックされる可能性があるのがポイントです!

小学生・中学生・高校生・大学生でどう違う?学割の対象者を徹底解説

「私は高校生だけど使える?」「中学生の弟はどうなの?」という疑問、よくわかります。実は、JRのルールでは「学生」の定義がしっかり決まっているんです。年齢や学校の種類によって、割引の仕組みがガラリと変わるんですよ。あなたはどのパターンに当てはまるか、しっかりチェックしてみてくださいね。ここを間違えると予算が狂ってしまいます。

中学生・高校生・大学生・専門学生は全員対象!

いわゆる一般的な学生さんは、すべて学割の対象です。中学校、高等学校、大学、大学院、そして専修学校(専門学校)に通っている方なら、片道の走行距離が101km以上ある場合に2割引きが適用されます。101kmってどれくらいかと言うと、東京駅からなら熱海駅(静岡県)より先、大阪駅からなら岡山駅(岡山県)や名古屋駅(愛知県)より先、といったイメージです。

意外と「ちょっとそこまで」の距離でも使えるんですよ。自分が通っている学校が「JR指定」かどうか不安なら、事務局で聞いてみるのが一番確実です。

小学生は「こども料金」なので学割は不要!

ここで混乱しやすいのが小学生です。実は、小学生は学割を使う必要がありません。なぜなら、もともと「こども運賃」という設定があり、最初から大人の半額(50%OFF)で乗れるからです。学割(20%OFF)よりもずっと安いので、小学生のうちは学割証を準備しなくても、そのまま券売機で「こども」の切符を買えば最強の割引が受けられます。

小学生って、ある意味一番お得な時期なんですね。中学生になった途端、料金が倍近くになるので「今のうちに旅行に行こう!」というご家庭も多いんですよ。

未就学児(幼稚園・保育園)の取り扱いは?

小学校に上がる前のお子さんは、基本的にお父さんやお母さんの膝の上に乗るなら「無料」です。ただし、一人で座席を占領したい(指定席を確保したい)場合は「こども料金」の切符が必要になります。

また、大人1人につき幼児2人までは無料ですが、3人目からはこども料金がかかるという細かいルールもあります。家族旅行のときは、この「2人まで無料」というルールを覚えておくと、家計が大助かりしますよ。

通信制高校や夜間大学、予備校生はどうなる?

通信制の学校や夜間の学部、またはJRから指定を受けている予備校(駿台や河合塾など)に通っている方も、学割証が発行されれば利用可能です!

自分の学校が対象かどうか不安な場合は、事務室で「JRの学割証は出せますか?」と聞いてみてください。対象校であれば、快く発行してくれるはずです。浪人生でも、指定の予備校なら学生と同じ扱いで旅ができるなんて、ちょっと嬉しいですよね。

どこでもらえる?「学割証」の入手ルートと注意すべきポイント

学割を使うために一番大切なアイテム「学割証」。これをどこで、どうやって手に入れるのか、具体的な流れをシミュレーションしてみましょう。いざという時に慌てないように、学校のスケジュールも確認しておくのがプロの技です。特に長期休みの前は事務室が混み合ったり、閉まったりするので注意が必要ですよ!

キャンパス内の「自動発行機」が一番手軽!

大きな大学や専門学校なら、キャンパスのロビーなどに「証明書自動発行機」が設置されているはずです。学生証をカードリーダーにかざして、暗証番号を入力し、「学割証」のボタンを押すだけ。ものの数秒で、ハガキくらいの大きさの紙がプリントアウトされます。これなら事務の人と話す必要もないので、シャイな方でも安心ですよね。大学生活の中で一番使う機会が多い機械かもしれません。

中学・高校なら「事務室」の窓口へ行こう

中学校や高校の場合は、自動発行機がないことが多いです。そのときは、お昼休みや放課後に事務室へ行き、「学割証の発行をお願いします」と伝えましょう。専用の申請用紙に名前や行き先、理由を書くと、先生の印鑑を押したものを発行してくれます。即日発行してくれる学校もあれば、1〜2日かかる学校もあるので、余裕を持って申請するのがコツです。夏休み直前に駆け込むと「時間がかかるよ!」と言われることもあるので、1週間前には済ませておきましょう。

発行理由には何て書けばいいの?

申請書に「使用目的」を書く欄があって、「観光って書いていいのかな……」と悩む人が多いのですが、安心してください!JRの学割は、帰省だけでなく「休暇中の旅行」も正当な理由として認められています。なので、「観光」「帰省」「受験」「部活動」など、本当の理由を堂々と書いて大丈夫ですよ。先生から怒られることなんてありませんし、旅行に行くことで見聞を広めるのも学生の大事な仕事ですからね(笑)。

学割証には「有効期限」があるって知ってた?

ここが最大の落とし穴です。学割証には有効期限があり、通常は発行から3ヶ月間となっています。また、卒業年度の3月末までという期限もあります。早めに準備しすぎて、いざ切符を買おうとしたら期限切れ……なんてことになったら悲しすぎますよね。旅行の1〜2週間前に発行するのが、一番安全なタイミングですよ。

また、1人が1年間に発行できる枚数に制限(例えば10枚までなど)がある学校もあるので、無駄遣いは禁物です。

【実践】駅での買い方をレクチャー!窓口でなんて言えばいい?

学割証を手に入れたら、いよいよ駅へ向かいます。「駅員さんと話すのが苦手……」という方もいるかもしれませんが、大丈夫。駅員さんは毎日何百人もの接客をしているプロです。特定のフレーズさえ覚えておけば、スムーズに購入できますよ。スマートな買い方をマスターして、駅の窓口を涼しい顔で通り抜けましょう!

みどりの窓口での「必勝フレーズ」はこれだ!

窓口に行ったら、まず笑顔で学割証を差し出しながらこう言いましょう。
「学割を使って、〇月〇日の東京から新大阪まで、のぞみの指定席を1枚ください。帰りの分も一緒にお願いします!」
これだけで完璧です。駅員さんが「時間はどうしますか?」とか「禁煙席でいいですか?」と聞いてくれるので、それに答えるだけでOK。支払いは現金はもちろん、クレジットカードも使えますよ。もし往復で買うなら、学割証は1枚で済む場合が多いので、最初から往復分をお願いするのがスマートです。

最新の「指定席券売機」でも買えるって本当?

最近は、みどりの窓口が減っていたり、大行列だったりすることも多いですよね。そんな時は「指定席券売機」をチェック!実は、学割証を読み取るカメラが付いた新型の券売機なら、窓口に並ばなくても学割切符が買えるんです。画面の「学割」ボタンを押し、指示に従って操作し、最後に学割証をカメラにかざすだけ。ただし、すべての駅にあるわけではないので、見つけたらラッキーと思って挑戦してみてください。

ネット予約(スマートEX・えきねっと)での落とし穴

スマホでサクッと予約できる「スマートEX」などはとても便利ですが、実は「学割」との併用ができないことが多いんです。スマートEXはクレジットカードを登録してチケットレスで乗る仕組みなので、紙の学割証を出すタイミングがないんですね。一方、JR東日本の「えきねっと」なら、ネットで予約して、駅の窓口や券売機で学割証を提示して受け取ることができます。ネット予約派の人は、この「受け取り時に学割を適用できるかどうか」という違いに注意してください。

学生証の提示は絶対!忘れたらどうなる?

切符を買うとき、駅員さんに「学生証を見せてください」と言われることがあります。これ、意外と忘れがちなんですよね。学割証があっても、本人の学生証がないと購入を断られることがあります。また、新幹線の車内で検札に来た車掌さんに見せる必要もあります。もし忘れてしまったら、不正乗車を疑われたり、追加料金を払うことになったりして、せっかくの旅行が台無しになります。家を出る前に、カバンの中に学生証があるか3回はチェックしましょう!

どのくらい安くなる?具体的な金額シミュレーションでワクワクしよう!

「2割引きって、結局いくら安くなるの?」と疑問に思う方のために、人気の区間で計算してみました。実際の金額を見ると、学割のすごさが実感できるはずです。浮いたお金で何ができるかも、妄想を膨らませてみてくださいね!計算してみると、意外とバカにできない金額になることがわかります。

東京〜新大阪(のぞみ指定席・通常期)の場合

東京〜新大阪(のぞみ指定席・通常期)の場合

通常料金:14,720円
学割料金:13,800円前後(乗車券部分が910円安くなる)
往復だと:約1,820円のお得!

これ、1,800円もあれば新幹線の中で食べる豪華な駅弁と、食後のデザート、さらにコーヒーまで買えちゃいます。片道だと少しの差に見えますが、往復になるとランチ1回分以上の差が出るんですね。浮いたお金で大阪の串カツを何本追加できるか、考えてみてください!

東京〜博多(のぞみ指定席・通常期)の場合

東京〜博多(のぞみ指定席・通常期)の場合

通常料金:23,810円
学割料金:21,000円前後(乗車券部分が2,810円安くなる)
往復だと:約5,620円のお得!

見てください、この差!5,000円を超えてきました。これだけあれば、福岡で美味しい屋台を何軒もハシゴできますし、ちょっといいホテルにランクアップすることだって可能です。長距離になればなるほど、学割を使わないのは「お金を捨てている」のと同じだということがわかりますよね。九州旅行を計画している学生さんは、絶対に使わないと損です。

「往復割引」を組み合わせると最強の割引率に!

ここが鉄道ファンの教える秘策です!片道の走行距離が601kmを超える場合(東京からなら西明石駅より遠くへ行く場合)、さらに「往復割引」という制度が自動的に適用されます。これは乗車券がさらに1割引きになる制度ですが、なんと学割と重ねて使うことができるんです!学割(2割引き)+往復割引(1割引き)のコンビネーションは、まさに学生だけの特権。九州や東北、北海道へ行くときは絶対に狙いたいテクニックです。これを知っているだけで、旅行の予算がガラッと変わりますよ。

ゴールデンウィークや年末年始も学割は使える!

「長期休みは学割が効かない」なんて噂を聞いたことがありませんか?それは真っ赤なウソです!学割には利用不可期間はありません。1年365日、いつでも使えます。ただし、新幹線の指定席料金は「繁忙期」で200円〜400円ほど高くなることがありますが、学割の20%OFFはちゃんと有効です。お盆の帰省や年末年始の旅行こそ、学割で少しでも旅費を浮かせましょう。むしろ、高い時期こそ2割引きの恩恵が大きく感じられますよ。

これだけは守って!学割を使うときの「絶対ルール」とトラブル回避術

最後に、楽しい旅行を台無しにしないための注意点をお話しします。鉄道の世界にはいくつかの細かいルールがあり、それを知らないと思わぬ失敗をしてしまうことも。プロが教えるチェックリストを頭に入れておいてください。これを守れば、あなたも立派な「賢い旅人」の仲間入りです。

「乗車券」と「特急券」の区別をつけよう

新幹線のチケットを買うと、2枚出てきたり、1枚に両方の内容が書いてあったりします。ここが混乱の元。

  • 乗車券:目的地まで「運んでもらう」ための基本的な料金。
  • 特急券:新幹線という「速くて特別な列車に乗る」ための追加料金。

学割が効くのは、あくまで「乗車券」だけです。特急券(自由席特急券や指定席特急券、グリーン券)には割引がありません。「全部が2割引きじゃないの?」と窓口で驚かないように、心の準備をしておきましょうね。この仕組みを理解しておくと、将来社会人になった時も役立ちますよ。

距離が「101km」以上あることを確認!

学割が使えるのは、片道の距離が101km以上ある場合のみです。例えば、東京から小田原(神奈川県)へ行く場合は約83kmなので、学割は使えません。自分の目的地が何キロあるか、今はスマホの乗換案内アプリで簡単に調べられます。検索結果に「営業キロ」という項目があれば、そこをチェックしてみてください。100kmちょうどだとダメで、101kmから。この1kmの差が運命を分けるんです(笑)。

学割証は「コピー」や「使い回し」は厳禁!

学割証は、1回の購入につき1枚の「原本」を提出するのがルールです。「友達の分をコピーして使う」とか「1回使ったものを消してもう一度使う」といった行為は、立派な不正行為になります。これがバレると、学割が使えなくなるだけでなく、学校に連絡がいって停学などの処分を受ける可能性もあります。せっかくの楽しい旅行が、そんなことで台無しになるのは悲しすぎますよね。必ず自分専用の、最新の原本を使いましょう。

切符の有効期間に余裕を持とう

乗車券には有効期間があります。例えば東京から大阪までなら「3日間」有効です。学割で買った切符でも、この期間内なら途中の駅で降りる(途中下車)ことも可能です。ただし、一度改札を出たらその区間は戻れないなどのルールもあります。あえて少し遠くまでの切符を買って、途中の街で1泊してから目的地へ向かう……なんていう旅のテクニックも、学割ならもっとお得に楽しめますよ。有効期間をフルに使って、寄り道だらけの旅を楽しむのも学生の醍醐味です。

まとめ:学生の特権「学割」を使って、最高の旅に出かけよう!

ここまで読んでくださってありがとうございます!新幹線の学割について、もう不安なことはないはずです。最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。この5点さえ覚えておけば、もうあなたは学割マスターです。

  • 学割は「乗車券」が2割引きになる。
  • まずは学校で「学割証」をもらうことからスタート!
  • 中学生・高校生・大学生はOK、小学生は最初から安い「こども料金」。
  • 買い方は「みどりの窓口」で学割証を出すだけ。
  • 旅行当日も「学生証」をカバンの中に絶対に入れておくこと!

学生時代の思い出は一生の宝物です。お金がないからと旅行を諦めるのは本当にもったいない!この学割制度を賢く使って、浮いたお金で最高のご飯を食べたり、素敵なお土産を買ったりして、充実した時間を過ごしてくださいね。新幹線の車窓から見える流れる景色は、きっとあなたの世界を広げてくれるはずです。

さて、あなたは次の長期休み、どこへ行きたいですか?北海道の美味しいジンギスカン?それとも博多の屋台ラーメン?まずは学校の事務室に寄って、学割証を1枚もらうところから始めてみましょう。あなたの旅が素晴らしいものになることを、心から応援しています!

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