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韓国航空5社、機内でのモバイルバッテリー充電を禁止へ
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旅行の必須アイテムとなったモバイルバッテリーですが、韓国の空の旅において大きなルール変更が発表されました。
これからは「持っているけれど機内では使えない」という状況になるため、渡航を予定している方は事前の準備が重要になります。
今回の変更点と、安心して旅行を楽しむためのポイントを詳しく見ていきましょう。
韓国の航空5社、2026年1月26日から機内でのモバイルバッテリー充電を全面禁止
大韓航空やアシアナ航空を含む韓国の主要航空5社は、2026年1月26日より、安全上の理由から機内でのモバイルバッテリーを使用した電子機器の充電を全面的に禁止することを決定しました。
近年、モバイルバッテリーに使用されているリチウムイオン電池による発火トラブルが世界各地で相次いでおり、国際的な安全基準が強化されています。
今回の措置は、機内での火災リスクを最小限に抑えるための重要な安全管理の一環です。
今後は、スマートフォンやタブレットを充電したい場合、座席に備え付けられているUSBポートや電源コンセントのみが利用可能となります。
モバイルバッテリーの「持ち込み」自体はこれまで通り可能ですが、「機内でケーブルを繋いで充電する行為」ができなくなる点に注意が必要です。
日本の空港を発着する便も対象となるため、韓国への旅行や出張を予定している方は早めの確認が必要です。
なぜ「モバイルバッテリー」だけがダメなの?専門的な背景をわかりやすく解説
モバイルバッテリーの心臓部である「リチウムイオン電池」は、小さなサイズで大きなパワーを発揮できる優れた電池ですが、実は熱や衝撃に弱いという弱点があります。
充電中には電池内部で化学反応が起きて熱が発生しますが、市販のモバイルバッテリーの中には制御回路が不十分なものもあり、稀に「熱暴走」と呼ばれる急激な温度上昇を引き起こすことがあります。
飛行機という高度数千メートルを飛ぶ密閉された空間では、一度火災が発生すると地上のようにすぐには避難できません。
一方で、機体の座席に備え付けられたUSBポートやコンセントは、飛行機の電気システムによって電圧や電流が厳格に管理されているため、モバイルバッテリーを使うよりも遥かに安全に充電ができる仕組みになっています。
今回の規制は、出所のわからない個々のバッテリーの不具合から乗客全員を守るための決断と言えます。
「持ち込みはOKなのに充電はNG」?これからの韓国旅行で準備すべきこと
今回のルールで最も気をつけたいのは、「モバイルバッテリーを預け荷物(スーツケース)に入れてはいけない」というルールはそのまま残っている点です。
リチウムイオン電池は衝撃で発火する恐れがあるため、預け入れは禁止、手荷物として機内に持ち込むのがルールです。
しかし、これからは「機内に持ち込んでも、着陸するまではカバンの中にしまっておく」ことが求められます。
そこで重要になるのが、搭乗前の「フル充電」です。
特にLCC(格安航空会社)などの一部の機体では、座席にUSBポートが設置されていない場合もあります。
空港の搭乗待ちロビーにある充電コーナーを活用したり、動画視聴などでバッテリー消費が激しい方は、あらかじめ省エネモードの設定を確認しておいたりといった工夫が必要になるでしょう。
この動きは今後、韓国以外の国の航空会社にも広がる可能性があるため、今のうちに慣れておくのが賢明です。
まとめ:安全な空の旅のために、ルール変更に合わせた準備を!
2026年1月26日から始まる新ルールにより、韓国の航空会社を利用する際の常識が大きく変わります。
モバイルバッテリーは「機内では使わず、空港や目的地で使うもの」として認識をアップデートしましょう。
事前の充電をしっかり行い、座席の電源をうまく活用することで、トラブルのない快適な韓国旅行を楽しんでください。
安全のための厳しいルールですが、一人ひとりの協力が空の安全を支えています。
参考文献:アシアナ航空 ニュース告知









