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ボーイング、2025年の受注実績で8年ぶりにエアバスを逆転

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航空機業界の二大巨頭、アメリカのボーイングと欧州のエアバス。
長年、エアバスがリードを守り続けてきたこのライバル対決に、2025年、大きな変化が訪れました。

ボーイングが劇的な復活を遂げ、受注数で8年ぶりに世界一の座を奪い返したのです。
私たちの空の旅を支える飛行機メーカーの間で、今何が起きているのかを詳しく紐解いていきましょう。

ボーイング、2025年の受注実績で8年ぶりにエアバスを逆転

2025年通期の航空機受注実績において、ボーイングが2018年以来、初めてエアバスを上回りました。
この逆転劇の大きな要因は、主力機である「737 MAX」の納入が正常化したことと、次世代の大型機「777-9(通称:777X)」への期待感です。

特に、経済発展が著しいインドや、巨大なハブ空港を持つ中東の航空会社からの大量注文が、ボーイングを首位へと押し上げる決定打となりました。
「エアバス一強」と呼ばれた時代が終わり、再び激しい開発・受注競争の幕が開こうとしています。

なぜボーイングは復活できた?「777X」と新興市場の熱気

ボーイングが首位を奪還できた背景には、技術的な進歩と市場ニーズの変化があります。
まず、現在開発が進められている「777-9」は、世界最大級の双発機(エンジンが2つの飛行機)として、圧倒的な燃費性能と輸送力を誇ります。
試験飛行が順調に進んでいることで、「この機体こそが次世代の長距離路線の主役になる」という信頼が世界中の航空会社に広がりました。

また、インドや中東といった地域では、海外旅行やビジネス利用の需要が爆発的に増えています。
一度に多くの旅客を遠くまで運べる機体を求めているこれらの市場に対し、ボーイングの大型機戦略が合致した結果といえるでしょう。
不具合などの課題を抱えていた時期を乗り越え、製造体制が安定してきたことも大きなプラス要因です。

次世代機が変える未来。あなたの乗る飛行機はどう変わる?

ボーイングとエアバスの競争が激しくなることは、私たち利用者にとっても無関係ではありません。
メーカーが競い合うことで、より静かで揺れにくく、さらに快適な湿度や気圧を保てる最新鋭の機体が次々と登場するからです。

また、最新の機体は環境性能も飛躍的に向上しています。
従来の飛行機に比べて燃料消費を抑え、二酸化炭素の排出を減らす工夫が凝らされています。
今後、皆さんが旅行や出張で乗る飛行機が「777X」や「A350」といった最新機種に変わることで、より地球に優しく、贅沢な空の旅を体験できる日が近づいています。

まとめ:航空機市場の新たな幕開け

2025年は、ボーイングにとって「復活の年」となりました。
8年ぶりにエアバスを追い抜いた事実は、航空機業界全体のパワーバランスが再び変化していることを示しています。

しかし、エアバスも黙って見ているわけではありません。
燃費効率の高い小型機や、環境に配慮した水素飛行機の開発など、対抗策を次々と打ち出しています。
この二大メーカーの切磋琢磨が、未来の空をより安全で、より便利なものに変えていくことは間違いないでしょう。

参考文献:https://flyteam.jp/news/access/2026/01/25

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