公開日:
介護施設への入居で最大24,000マイル!JALとさわやか倶楽部が「旅を諦めない」新サービスを開始
- 航空
- 業界ニュース

「年をとって体が不自由になると、もう遠くへ旅行に行くのは難しい……」。そんなイメージを覆す、新しい取り組みが始まります。
日本航空(JAL)と介護施設を運営する「さわやか倶楽部」がタッグを組み、マイレージを活用した画期的な移動支援サービスをスタートさせることになりました。
今回は、このサービスが私たちの暮らしや介護の未来をどう変えていくのか、初心者の方にもわかりやすくお届けします。
JALとさわやか倶楽部が提携!介護施設への入居でマイルが貯まる新サービス開始
2026年2月より、JALと「さわやか倶楽部」は、全国の介護施設入居者を対象とした新しい移動支援サービスを開始します。
このサービスでは、さわやか倶楽部が運営する特定の介護施設に新規入居し、JALマイレージバンクに登録することで、合計24,000マイルが付与される仕組みです。
具体的には、入居から3カ月後に16,000マイル、1年後に8,000マイルがプレゼントされます。
最大の特徴は、このマイルを「入居者本人」だけでなく、家族や友人が使うことも可能という点です。
貯まったマイルを航空券に換えることで、離れて暮らす家族が施設へ面会に来る際の交通費を抑えたり、入居者が家族の元へ里帰りしたりといった、自由な移動をサポートしてくれます。
マイレージで「移動の壁」をなくす?専門用語をやさしく解説
今回のニュースには「マイレージ経済圏」や「介護テック」といった、少し難しそうな言葉が登場しています。これらをかみ砕いて解説しましょう。
まず「マイレージ経済圏」とは、飛行機に乗るだけでなく、買い物や公共料金、そして今回の介護サービスのように、生活のあらゆる場面でマイルを貯めたり使ったりできる仕組みのことです。
航空会社が空の上だけでなく、私たちの「日常生活」全体を支える存在になりつつあることを示しています。
次に「介護テック(介護×テクノロジー)」や高齢者市場の視点で見ると、今回の取り組みは非常に戦略的です。
これまで高齢者にとって「移動」は体力面や経済面でハードルが高いものでした。
しかし、航空マイルを移動の手段として提供することで、心理的な負担を減らし、「また飛行機に乗ってどこかへ行こう」という前向きな意欲(ウェルビーイング)を引き出す効果が期待されています。
「また旅に出たい」を叶えるJALの想いと今後の展望
JALは「Fly Againプロジェクト」という、病気や障がい、高齢などを理由に旅を諦めていた人たちを応援する取り組みを行っています。
今回のさわやか倶楽部との提携も、そのプロジェクトの一環です。
単にマイルを配るだけでなく、移動に伴うサポート体制をパッケージ化することで、車椅子を利用している方でも安心して飛行機を利用できる環境を整えようとしています。
今後はこのサービスがさらに広がり、入居初年度だけでなく、長く住み続けることでさらにマイルが貯まる仕組みや、空港から施設までの「二次交通」と呼ばれるタクシー等の移動手段との連携も期待されます。
「介護施設に入る=移動が制限される」というこれまでの常識が、マイルの力で大きく変わろうとしています。
まとめ:空の旅が介護の未来をもっと前向きに変えていく
JALとさわやか倶楽部による新しい移動支援サービスは、高齢者の「移動の自由」を守るための大きな一歩です。
家族に会いに行く、思い出の場所へ旅をする。そんな当たり前の願いをマイレージという形でサポートするこの仕組みは、高齢化社会における新しいライフスタイルの提案といえるでしょう。
マイルが空の旅と介護の現場をつなぐことで、入居者ご本人はもちろん、そのご家族にとっても「会いに行きやすくなる」という温かい循環が生まれることが期待されます。
これからのJALの地域共生への取り組みに、さらなる注目が集まりそうです。
参考文献:JALとさわやか倶楽部、介護施設の入居者向けのマイレージを活用した移動支援サービスを始動(payment navi)











