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東京メトロ、Zeroboardを導入しCO2排出ゼロを目指す!

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東京メトロ、ZeroboardでCO2排出量を可視化し脱炭素を推進!

2024年7月、東京メトロはGHG排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」を導入しました。これにより、同社は2030年までにCO2排出量を2013年比で50%削減し、2050年には実質排出ゼロを目指します。Zeroboardは、排出量の可視化に加え、削減に向けたデータ分析を強化し、各部署ごとに排出量を詳細に管理できる仕組みを提供します。これにより、より効率的に重点的な改善箇所を特定し、戦略的な削減策の策定が可能となります。

東京メトロのサステナビリティ推進部は、Zeroboard導入により、排出量の精緻な管理が可能となり、特に温室効果ガス(GHG)のScope 1, 2, 3に関する算定を効率的に進められるようになったと説明しています。これにより、脱炭素社会への貢献を目指した長期的な目標達成に向けた一歩が踏み出されました。

Zeroboardが実現する業務効率化と精度向上!

東京メトロでは、Zeroboard導入により、従来の手作業で行われていた排出量データの集約プロセスが自動化され、大幅な業務効率化を実現しました。以前は各部署が手入力したデータを集約し、報告書作成に多くの時間を費やしていましたが、Zeroboardの導入によって、この集約作業が迅速かつ正確に行われるようになりました。また、Zeroboardは前年比での排出量推移を容易に把握でき、排出削減に向けた戦略をより精緻に立てられる点でも評価されています。

東京メトロのサステナビリティ推進チームは、この技術を活用して、CO2排出量削減に向けた新たな基準を確立し、全社を挙げて脱炭素への取り組みを加速させる方針を示しています。

Scope 1, 2, 3を網羅するZeroboardの先進技術と今後の展望!

Zeroboardは、東京メトロの長期的な環境目標達成をサポートするための主要なツールです。このシステムは、Scope 1(自社の直接排出)、Scope 2(他社から供給されたエネルギーの使用による排出)、Scope 3(サプライチェーン全体の排出)をすべてカバーし、GHGの排出量をリアルタイムで精密に管理できる機能を提供しています。これにより、鉄道事業者としての東京メトロは、持続可能な経営を推進するための強力な基盤を築いています。

今後、Zeroboardはさらなる機能拡張が予定されており、例えば他の鉄道事業者への展開や、物流業界など他産業での応用も視野に入れた展開が期待されています。東京メトロにおいても、今後の技術アップデートにより、さらなる効率化と環境への貢献が進むことでしょう。

まとめ

  • 2024年7月、東京メトロがZeroboardを導入。
  • CO2排出量の可視化・管理を強化し、2030年までに50%削減を目指す。
  • 自動化による業務効率化と、Scope 1, 2, 3を網羅する精緻な算定が可能。

参照 東京メトロがGHG排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」を導入|株式会社ゼロボード

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