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アメリカニューヨーク州でサイドミラーを取り除いた「ミラーレス運転支援システム」のバス導入
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2024年10月、ニューヨーク州のキャピタル・ディストリクト交通局(CDTA)は、Luminatorテクノロジーグループとの提携により、新しいミラーレス運転支援システムを導入することを発表しました。このシステムは、バスの安全性を向上させ、運転手の視認性を大幅に改善することが期待されています。
ミラーレスシステムの導入!CDTAが最先端技術で安全性を強化
2024年10月3日、CDTAはニューヨーク州で初めて、従来のサイドミラーを完全に取り除いた「ミラーレス運転支援システム」を2台の40フィートバスに導入しました。この技術は、既存のミラーを高解像度カメラに置き換えることで、運転手の視界を大幅に拡大します。特に悪天候時や夜間の視認性が向上し、横方向の死角やグレア(光の反射)を軽減する効果があります。
運転手に大好評!技術がもたらすメリット
CDTAの運転手たちは、数か月間にわたりこのシステムを試用しており、その効果を高く評価しています。CDTAのCEO、Carm Basile氏は「カメラの映像が非常に鮮明で、夜間の運転がこれまで以上に安全になった」とコメントしています。加えて、ミラーがなくなることでバスの車幅が狭くなり、狭い市街地の道路でも操作がしやすくなりました。
Luminatorとのパートナーシップ!北米での安全基準を刷新
この技術は、公共交通機関の運行安全性を向上させるだけでなく、ドライバーの環境改善にも貢献しています。LuminatorテクノロジーグループのCEO、Magnus Friberg氏は、「このシステムは北米全域の交通機関において、安全性向上に大きく寄与するだろう」と述べています。運転手からのフィードバックも非常にポジティブで、システム導入後の事故削減が期待されています。
まとめ
- 2024年10月、CDTAはニューヨーク州で初めてミラーレス運転支援システムを導入。
- 高解像度カメラが従来のミラーを置き換え、視認性を大幅に改善。
- 運転手のフィードバックは好評で、特に夜間や悪天候時に役立つ。
- Luminatorテクノロジーグループとの協力で、北米の公共交通の安全性を刷新。
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