公開日: 最終更新日:
エアバスと東芝が航空機開発のため、超電導モーターを共同で研究することを発表!
- 航空
- 業界ニュース
2024年10月、エアバスと東芝エネルギーシステムズ株式会社(東芝ESS)は、次世代の水素エネルギーを活用した航空機開発のため、超電導技術を共同で研究することを発表しました。この提携は、東京で開催された「Japan Aerospace 2024」で正式に調印され、航空業界における革新的な技術進歩を目指します。
エアバスと東芝が目指す超電導モーターの未来!
エアバスと東芝の協力は、航空機の電動推進に向けた2メガワット級の超電導モーターを共同開発することに焦点を当てています。超電導技術を活用することで、液体水素を燃料としながら電気推進システムを冷却し、航空機のエネルギー効率を大幅に向上させることが期待されています。この技術は、航空業界の脱炭素化を推進し、2050年までにゼロエミッションを実現するための重要なステップとなります。
水素燃料と超電導技術の融合がカギ!
この提携の中心にあるのは、液体水素を使用して-253℃で電気推進システムを効率的に冷却するという革新的なアイデアです。従来の電気モーターと比べて、超電導技術を使用することで電力伝達の損失を最小限に抑えることができ、エネルギー効率を大幅に向上させます。エアバスと東芝は、この技術を活用して未来の航空機設計に新しい可能性をもたらそうとしています。
共同研究が生み出す新たなイノベーション!
エアバスと東芝の提携は、エアバスが今年5月に発表した「Tech Hub Japan」において、日本初の外部パートナーシップとして実現しました。このテックハブは、航空宇宙分野における研究とイノベーションを推進し、次世代航空機の開発を支援します。今後、両社は超電導モーターの実用化に向けた実証実験を行い、航空業界の未来を切り開くことを目指しています。
まとめ
- エアバスと東芝が、超電導技術を使った次世代航空機の開発で提携。
- 2050年までにゼロエミッションを目指す航空業界の脱炭素化を支援。
- 液体水素を燃料として使用し、電気推進システムのエネルギー効率を向上させる。
- 共同開発する2メガワット級の超電導モーターが航空技術に革命をもたらす。
- 「Tech Hub Japan」での提携は、日本初の外部パートナーシップの成功事例。
関連記事
PR支援に関する
お問い合わせ
お気軽にお問い合わせください