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JAL、ココナッツ由来の国産SAF(持続可能な航空燃料)を商用化するため、日本グリーン電力開発と覚書を締結!
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SAF(持続可能な航空燃料)とは?脱炭素社会を目指す航空業界の新たな一手!ココナッツが鍵に!
2024年11月、日本航空(JAL)は、日本グリーン電力開発とともに、ココナッツ由来の持続可能な航空燃料(SAF)を商用化するための覚書を締結しました。この取り組みは、国際的な脱炭素目標に貢献するだけでなく、航空業界における革新的な技術導入として注目されています。
国際航空運送協会(IATA)が掲げる2050年までのカーボンニュートラル目標を達成するためには、従来の化石燃料に依存しないSAFの開発と普及が不可欠です。JALは、食用に適さないココナッツを活用することで、再生可能エネルギーをベースにした航空燃料の製造を目指しています。このプロジェクトは、日本国内での国産SAF製造の確立を目指したものとしても大きな意義を持っています。
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次世代燃料の開発現場とは?ココナッツ由来SAFの仕組みに迫る!
ココナッツ由来SAFは、植物油を原料としたバイオ燃料技術の一環です。その製造工程には以下のようなプロセスが含まれます:
- 原料収集:インドネシアを中心としたココナッツ生産地域から、食用に適さない規格外ココナッツを集めます。
- 油分抽出:ココナッツから効率的にオイルを搾取する最新技術を活用します。
- 化学変換:抽出した油分を触媒と反応させ、高純度のジェット燃料成分に変換します。
- 混合と検査:完成した燃料を既存のジェット燃料とブレンドし、ASTM D7566規格に適合することを検証します。
これらの工程は技術的に非常に高度であり、特に触媒の性能向上と製造コスト削減が今後の課題となっています。また、安定的な原料調達のためのサプライチェーン構築も重要な要素です。
SAF商用化への挑戦とその未来について:地域経済や地球環境へのインパクトをご紹介!
JALと日本グリーン電力開発は、2026年を目処に実証プラントを稼働させる計画です。このプラントは、年間60万トンの規格外ココナッツを処理し、商用規模のSAFを生産することを目指しています。
生産されるSAFは、従来のジェット燃料と比較して70~80%の温室効果ガス排出削減が期待されています。また、インドネシアの地方政府とも連携し、地域経済の活性化を図ると同時に、原料調達による持続可能な生産体制を構築する取り組みが進められています。
さらに、このプロジェクトは、航空機の環境負荷を削減するだけでなく、国際的なSAF市場の競争力を高めるものとして、日本が世界における先進国としての地位を確立する可能性を秘めています。
まとめ これからの航空業界を変えるSAFの可能性
- JALと日本グリーン電力開発がココナッツ由来の国産SAF商用化を目指し覚書を締結。
- 技術的な課題には、原料調達、油分抽出、触媒開発、品質管理が含まれる。
- 2026年に実証プラント稼働予定で、温室効果ガス削減や地域経済活性化に大きな期待が寄せられている。
参考文献:
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