公開日: 最終更新日:

ANA・JALなど国内線230便以上が欠航、3.2万人に影響。

航空
業界ニュース
  1. TOP
  2. 業界ニュース
  3. ANA・JALなど国内線230便以上が欠航、3.2万人に影響。

冬の日本列島を襲った強い寒波により、空の便が大きく乱れています。せっかくの予定がキャンセルになり、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。今回は、大規模欠航のニュースとともに、意外と知られていない「チケットの払い戻しや振替」に関する豆知識を詳しく解説します。

大雪で230便以上が欠航、3.2万人の足に影響

2026年2月8日、強い冬型の気圧配置による大雪の影響で、日本の空の便が大きく乱れました。航空各社の発表によると、羽田や伊丹、福岡などの主要空港を発着する路線を中心に合計230便以上の欠航が決定し、約3万2,000人の足に影響が出ました。

特に日本海側の空港だけでなく、太平洋側の主要拠点でも積雪による滑走路の除雪作業や機材繰りの悪化が相次ぎました。各社は手数料なしでの払い戻しや変更(振替)を受け付けており、翌9日以降も一部の便で影響が残る見通しのため、最新の運航情報を公式サイトで確認するよう強く呼びかけています。

専門解説:なぜ雪が止んでも「欠航」や「遅延」が続くのか?

今回のような大規模な混乱でよく耳にするのが「機材繰り(きざいぐり)」という言葉です。これは、1機の飛行機が1日のうちに複数の路線を順番に飛び回るスケジュールのことを指します。例えば、午前中に雪の影響で1便が欠航すると、その飛行機が午後から使う予定だった別の路線も自動的に飛ばせなくなってしまうのです。

また、空港では滑走路の除雪だけでなく、機体に付着した雪や氷を取り除く「防除氷作業」が行われます。この作業は安全運航に不可欠ですが、1機ごとに丁寧に行う必要があるため、出発が大幅に遅れる原因となります。主要なハブ空港である羽田や伊丹での遅れは、パズルのピースが崩れるように全国のネットワークへと波及していくのです。

さらに知りたい!チケット払い戻し・振替の「意外なルール」

こうした悪天候時の手続きには、覚えておくと得する豆知識がいくつかあります。まず、自分の乗る便が「欠航」と決まる前でも、航空会社が「運航への影響が予測される」と発表した空港の対象便であれば、無手数料で変更や払い戻しが可能になる点です。「まだ飛ぶか分からないけど、早めに予定を切り替えたい」という時に非常に役立ちます。

また、払い戻しの期限は「出発予定日の翌日から30日以内」と、意外と余裕があります。空港のカウンターが混雑しているときは、その場で並ばず後日ネットや電話で手続きしても間に合います。ただし、「ホテル代」や「新幹線代」などの補償については、悪天候などの不可抗力が理由の場合は自己負担となるのが原則です。航空会社都合(機材故障など)による欠航とはルールが異なるので注意しましょう。

まとめ:最新情報のチェックと余裕を持った行動を

今回の大雪による欠航は、3.2万人という多くの人々に影響を与える事態となりました。特に「機材繰り」の影響は翌日以降も残る傾向があるため、翌9日の朝に移動を予定されている方は注意が必要です。

まずは各航空会社の公式アプリやWebサイトで、自分の便が「運航調査中」になっていないかを確認しましょう。自然災害は避けられませんが、迅速な情報収集と「30日以内なら払い戻せる」といった知識があれば、落ち着いて対応できるはずです。安全を最優先に考え、無理のない移動計画を心がけてください。

参考文献:https://www.aviationwire.jp/archives/337703

関連記事