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飛行機に学割はない?25歳以下が使えるU25割引の全手順|ANA・JAL・スカイマーク比較

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「飛行機にも学割があるはず」と思って検索してきた方へ、まず大事なことをお伝えします。

飛行機には鉄道のような「学割(学生割引)」は存在しません。ただし、学生を含む25歳以下の方なら誰でも使える「U25割引(ユース運賃)」が各航空会社に設定されており、これを活用すれば正規運賃より最大半額以下で飛行機に乗れることもあります。

この記事では「飛行機 学割」で検索した方に向けて、正しい制度の名称・仕組み・使い方を丁寧に解説します。

重要:飛行機に「学割」はありません

JRなどの鉄道には学生証提示で使える「学割」がありますが、国内航空会社(ANA・JAL・スカイマークなど)には学生証を条件とした「学割」制度はありません。代わりに学生・社会人を問わず「満12歳以上25歳以下」であれば誰でも使える「U25割引(ユース運賃)」が設定されています。年齢さえ満たせばOKなので、学生はもちろん若い社会人にも使えるお得な制度です。

飛行機のU25割引とは?仕組みをわかりやすく解説

U25割引(ユース運賃)とは、航空会社が設定する25歳以下限定の割引運賃の総称です。「学割」ではなく「年齢割引」のため、大学生・専門学校生・社会人1〜2年目など、25歳以下であれば職業や学籍を問わず利用できます。

ANA・JAL・スカイマークなど主要航空会社が独自の名称でこの制度を設けており、普通運賃と比べると平均で約50〜70%の割引になることもあります。ただし、航空会社によって予約方法・購入期限・必要な登録手続きがまったく異なるため、それぞれの仕組みを正しく理解することが節約の第一歩です。

「U25割引」と「学割」の違いをおさえよう

鉄道の学割は「学生証の提示」が条件ですが、飛行機のU25割引は「搭乗日当日に満25歳以下であること」が条件です。つまり学生証は不要・年齢証明さえできればOKという点が大きな違いです。ただし航空会社によっては事前にマイレージ会員登録と生年月日の確認登録が必要なケースもあります(詳しくは各社の項目で解説します)。

国内線のみ適用・国際線では使えない

ANA・JAL・スカイマークのU25割引は、いずれも国内線専用です。国際線には同様の若者向け割引は設定されていないため、海外旅行を格安にしたい場合はLCCや各社の早割を別途検討してください。

【比較表】航空会社別・U25割引(学割相当)の一覧

「飛行機の学割」に相当する各社のU25割引制度を一覧で比較します。予約タイミング・事前登録の有無など、各社で大きく異なる点を事前に確認しておきましょう。

航空会社・制度名 割引率の目安 対象年齢 予約タイミング 事前登録 おすすめ度
ANA スマートU25 平均約59〜73%OFF 満12〜25歳 当日0時〜出発20分前まで 必須(ANAマイレージクラブ会員登録+生年月日確認登録) ★★★★★
JAL スカイメイト 約50〜70%OFF 満12〜25歳 当日0時〜出発20分前まで 必須(JMB会員登録+公的書類で生年月日登録 ※JALカード会員は不要) ★★★★★
JAL JALカードスカイメイト(2025年2月〜) スカイメイトよりさらに低価格 25歳以下 当日0時〜出発20分前まで JALカード会員かつJALカード決済が必須 ★★★★★
スカイマーク BonvoYoung(U25割)(2025年8月〜) 最安で片道4,200円〜 満12〜25歳 搭乗45日前まで事前予約 不要(搭乗当日に年齢確認書類の提示のみ) ★★★★★
LCCのセール・タイムセール 状況次第で片道数千円〜 年齢制限なし 早期購入が基本 不要 ★★★☆☆
早割(28〜75日前割引) 約20〜55%OFF 年齢制限なし 28日前〜などに購入 不要 ★★★★☆
マイル特典航空券 実質無料〜大幅割引 年齢制限なし マイル積立が前提 マイレージ会員登録が必要 ★★★★☆

※割引率・運賃は路線・時期・空席状況により変動します。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

当日購入型 vs 事前購入型:どちらを選ぶ?

ANA・JALのU25運賃は搭乗当日しか予約できない当日型です。一方、スカイマークのBonvoYoungは45日前までに事前予約できる珍しいタイプです。日程が確定しているならスカイマーク、直前まで日程が読めないならANA・JALの当日型という使い分けが基本になります。

重要:旅行代理店では購入できない

ANA・JAL・スカイマークのU25割引はすべて各社の公式サイト(またはアプリ・空港カウンター)でのみ購入できます。旅行代理店では取り扱っていないため、代理店パックや一括手配との組み合わせはできません。自分で公式サイトから直接予約することがU25割引活用の大前提です。

ANA「スマートU25」の使い方を徹底解説

ANAには以前「スカイメイト」という名称の若者向け割引がありましたが、2016年に「スマートU25」へ名称変更されています。満12歳以上25歳以下のANAマイレージクラブ会員が利用できる当日割引運賃で、路線によっては普通運賃から70%以上の割引になります。

スマートU25の事前準備(必須)

スマートU25を利用するには、事前にANAマイレージクラブへの入会と生年月日確認登録の完了が必須です。登録自体は無料ですが、生年月日の確認登録が未完了だと当日予約画面に進めません。旅行の予定がなくても今すぐ登録だけ済ませておくことを強くおすすめします。

  1. ANAマイレージクラブに無料入会する(ANAアプリまたは公式サイトから即時発行可能)
  2. マイレージクラブに生年月日確認登録を行う(初回のみ。登録済みでなければ当日予約は不可)
  3. 搭乗当日の深夜0時〜出発20分前までに、ANAアプリまたは公式サイトで予約・購入する
  4. 空港でのチェックインはアプリのスキップサービスでスムーズに完了できる

⚠️ 注意:スマートU25は当日しか予約できません。旅行代理店での購入は不可です。また空席がある便のみ購入できるため、繁忙期(GW・お盆・年末年始)は乗れないリスクがあります。

スマートU25の割引率・運賃例

羽田〜那覇の普通運賃が約65,400円のところ、スマートU25では約19,690円(通常期)と約70%OFFになります。路線や時期で金額は変わりますが、普通運賃の半額以下になる路線が多いのが特徴です。搭乗でのマイルは通常の50%が積算されます。

出典:ANAスマートU25公式ページ

スマートU25を使う際の注意点

予約後の便変更はできません。キャンセルの場合は搭乗便の出発翌日から30日以内に手続きが必要で、1区間440円の払戻手数料と運賃の5%の取消手数料がかかります。また他の割引運賃との重複適用は不可です。

JAL「スカイメイト」「JALカードスカイメイト」の使い方

JALには「スカイメイト」と「JALカードスカイメイト」の2種類の若者向け当日割引があります。2025年2月に「JALカードスカイメイト」が新設され、JALカードを持っている方はより安い運賃で利用できるようになりました。

JALスカイメイトの基本と事前登録

JALスカイメイトは満12歳以上25歳以下のJALマイレージバンク(JMB)会員が利用できます。予約は搭乗当日の深夜0時から出発20分前まで、JAL公式サイトまたは空港カウンターで行います。初回利用前に公的書類(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど)による生年月日登録が必要です。

  1. JALマイレージバンク(JMB)に無料入会する
  2. 公的書類による生年月日の事前登録を完了させる(郵送または空港・市内カウンターで手続き)
  3. 搭乗当日0時以降、JAL公式サイトで「対象者限定割引 > スカイメイト」を選択して予約・購入
  4. 搭乗当日、JMBカードや登録情報をもとにチェックインを行う

💡 JALカードスカイメイトとは?
2025年2月1日から新設された運賃で、JALカード会員かつJALカード決済が条件です。通常のスカイメイトよりさらに安く、セール時には全便一律4,950円という価格も設定されました。JALカードを持っている25歳以下の方はこちらの利用を検討してみてください。

JALスカイメイト利用時の注意点

JALスカイメイトは満席の場合、購入済みでも乗れないケースがあります。また乗り継ぎは区間ごとに1件ずつ別々に予約が必要です。羽田〜那覇の普通運賃が約55,610円のところ、スカイメイトでは約20,300円と半額以下になります。

出典:JALスカイメイト公式ページ

スカイマーク「BonvoYoung(U25割)」が異次元のお得さ

2025年8月から始まったスカイマークの若者向け新運賃「BonvoYoung(ボンボヤング)U25割」は、ANA・JALとはまったく異なる事前購入型です。搭乗45日前までに予約でき、最安で片道4,200円〜という設定はスカイマーク就航路線であれば最も安い選択肢のひとつです。

BonvoYoungの条件と特徴

BonvoYoungの対象は満12歳以上25歳以下で、スカイマーク公式Webサイトからのみ購入可能です。事前のマイレージ登録などは不要ですが、搭乗当日に年齢確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポート・健康保険証・学生証など)の提示が必要です。

比較項目 ANA スマートU25 JAL スカイメイト スカイマーク BonvoYoung
予約タイミング 当日0時〜 当日0時〜 45日前〜当日まで
事前登録 マイレージ会員登録+生年月日登録(必須) JMB会員登録+生年月日登録(必須) 不要
当日の確認 マイレージ会員情報 JMBカード・会員情報 年齢確認書類の現物提示
キャンセル手数料 440円+運賃の5% 取消手数料あり 6,000円
便の変更 不可 不可 不可
旅行代理店での購入 不可 不可 不可

出典:スカイマーク BonvoYoung公式ページANAスマートU25JALスカイメイト

BonvoYoungのデメリットと注意点

予約変更はできず、キャンセルは6,000円の手数料が発生します。またスカイマーク就航路線のみが対象です。スカイマークは羽田・神戸・福岡・那覇・新千歳など主要路線に強いですが、就航していない路線ではANA・JALを選ぶ必要があります。

マイル・ポイントで飛行機代を実質無料に近づける方法

U25割引と並行して活用したいのがマイレージプログラムです。スマートU25やスカイメイトで搭乗してもマイルは50%積算されるため、若いうちから貯めておけば将来的に特典航空券で旅行できるようになります。

ANAマイレージクラブ・JALマイレージバンクへの登録

ANAマイレージクラブもJALマイレージバンクも入会費・年会費は無料です。スマートU25やスカイメイトを使う際はどちらにも登録が必須ですが、登録自体は数分で完了します。搭乗ごとのマイル積算に加え、クレジットカードの日常利用でもマイルを貯めることができます。

ANA学生カードでマイルをさらにお得に貯める

「ANA JCB学生カード」などは年会費が格安な上にマイル還元率が高く設定されています。スマートU25の支払いでマイルが2倍貯まるカードもあり、日常の買い物と組み合わせることで着実にマイルを積み上げられます。クレジットカードを持っていない方は、まずマイレージクラブへの無料登録から始めましょう。

特典航空券へ交換するタイミング

貯めたマイルを特典航空券に交換する際は「特典航空券の空席」があるうちに早めに確保することが重要です。ANA・JALともにローシーズンとハイシーズンで必要マイル数が変わるため、閑散期を狙うとより少ないマイルで旅行できます。

【実践編】U25割引をもっと賢く使う5つのコツ

制度を知っているだけでは不十分です。以下の5つのコツを押さえることで、節約効果がさらに高まります。

コツ① 繁忙期はスカイマークBonvoYoungまたは早割を活用する

GW・夏休み・年末年始などの繁忙期は、ANA・JALの当日型U25運賃で空席が出にくくなります。こうした時期はスカイマークBonvoYoung(45日前まで予約可)または各社の早割で早めに席を確保するのが確実です。逆に平日や閑散期は当日型のスマートU25・スカイメイトが狙い目です。

コツ② ANAマイレージ・JMBの事前登録を今すぐ済ませておく

スマートU25とJALスカイメイトは事前のマイレージ会員登録と生年月日確認登録が必須です。特にJALのJMBは生年月日登録に郵送や空港カウンターでの手続きが必要な場合があり、時間がかかります。旅行の予定がなくても今すぐ登録だけ済ませておくのが賢い準備です。

コツ③ 複数の航空会社・路線を比較する

同じ出発地・目的地でもANA・JAL・スカイマークで運賃が大きく異なることがあります。Skyscanner・Google フライトなどの比較サイトも活用しながら各社公式サイトで最安値ルートを確認する習慣をつけましょう。

コツ④ 時間帯・曜日を工夫してさらに安くする

スカイマークBonvoYoungは時期Aと時期Bで運賃が異なり、閑散期のほうが安く設定されています。ANA・JALも便によって運賃が変わります。平日・閑散期の便を選ぶと数千円単位で差が出ることも多いため、日程の融通が利く場合は積極的に活用してください。

コツ⑤ 26歳の誕生日前に搭乗日を確認する

U25運賃はすべて「搭乗当日に満25歳以下」が条件です。26歳の誕生日が近い方は、予約前に搭乗日当日の自分の年齢を必ず確認してください。誕生日をまたぐ旅程では、帰りの便でU25運賃が使えなくなるケースがあります。

【路線別】羽田発4路線のANAスマートU25 vs 普通運賃比較

ANA公式運賃表(2025年10月26日〜2026年3月28日搭乗分)をもとに、羽田発着4路線のU25割引運賃と普通運賃を比較しました。JALスカイメイトもANAスマートU25とほぼ同水準の設定です。

路線 ANA普通運賃(通常期) スマートU25 通常期 スマートU25 ピーク期 通常期の割引率
羽田 → 伊丹 37,700円 10,340円 11,330円 約73%OFF
羽田 → 千歳(札幌) 54,200円 14,520円 17,600円 約73%OFF
羽田 → 福岡 59,200円 16,500円 19,690円 約72%OFF
羽田 → 那覇 65,400円 19,690円 22,770円 約70%OFF

出典:ANA各種運賃一覧(2025年10月26日〜2026年3月28日搭乗分) ※通常期=12月・3月のピーク期を除く期間。旅客施設使用料は別途。JALスカイメイトも同水準の運賃設定です。

💡 ポイント:ピーク期は通常期より2,000〜4,000円高くなります
ピーク期(12月1日〜1月4日・3月1日〜3月28日)はスマートU25の運賃が通常期より上がります。年末年始・春休みの利用を検討している方は、スカイマーク BonvoYoungを45日前までに予約するほうが安くなる場合があります。

JALスカイメイトとANAスマートU25の運賃差は?

JALも同路線で同水準の運賃を設定しています。例として羽田〜那覇の普通運賃(フレックス)は約55,610円で、スカイメイトは約20,300円です。ANA・JALで数百〜数千円の差が出る場合もあるため、当日搭乗前に両社のアプリで価格を比較してみるのがおすすめです。

U25以外でも使える!飛行機を安く取るその他の方法

25歳を超えてもお得に飛行機に乗る方法はたくさんあります。代表的な手段を簡単に紹介します。

早割(28〜75日前)で確実に安くする

ANA・JALともに出発28日前・45日前・75日前など、購入時期が早いほど安くなる「早割」を設定しています。スマートU25が使えない繁忙期や26歳以上の方には最もオーソドックスな節約手段です。羽田〜那覇でも早割なら1万円台前半から購入できる場合があります。

LCCのセール・タイムセールを狙う

ジェットスター・ピーチ・ZIPAIRなどのLCCは定期的にタイムセールを実施しており、片道3,000〜5,000円台になることもあります。ただし手荷物・座席指定が別料金になるため、オプション込みのトータル金額で比較することが大切です。メルマガ登録・アプリ通知でセール情報をいち早くキャッチしましょう。

株主優待割引券を金券ショップで購入する

ANA・JALの株主優待割引券は金券ショップやフリマアプリで購入できます。普通運賃からの割引率が高く、割引券自体は4,000〜7,000円程度で入手できることも多いです。年齢制限がないため26歳以上の方や繁忙期にも有効な手段です。

※株主優待割引券の相場は時期・需給によって変動します。購入前に各販売店でご確認ください。

まとめ:飛行機の「学割」はU25割引で代用しよう

飛行機に「学割」はありませんが、学生・25歳以下の方が使えるU25割引(ユース運賃)が各社に用意されています。ANAの「スマートU25」とJALの「スカイメイト」は当日型で普通運賃から70%超の割引になる路線も多く、スカイマークの「BonvoYoung」は45日前まで事前予約でき最安4,200円〜という価格が魅力です。いずれも旅行代理店では購入できず公式サイトのみ、かつANA・JALは事前のマイレージ登録が必須な点に注意してください。U25という特権は26歳の誕生日を迎えると使えなくなります。今すぐマイレージ会員登録だけでも済ませて、お得な旅の準備を始めてみてください!

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