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ANA、ボーイング787の発注計画を一部変更 航続距離の長い「787-9」増備で国際線を強化

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私たちが海外旅行や出張で利用する飛行機。実は、行き先や乗客数に合わせて、航空会社は緻密な「機材計画」を立てています。
2026年3月25日、ANAホールディングスから、将来のネットワークを左右する重要な発表がありました。今回は、なぜANAが飛行機の種類を変更したのか、私たちの旅にどう影響するのかをやさしく紐解いていきましょう。

ANAが機材計画を変更!国際線をより便利にするための「戦略的シフト」とは

ANAホールディングスは、すでに発注していたボーイング787-10型機の一部(11機のうち3機)を、787-9型機へ変更することを決定しました。
一見すると「数字が小さくなっただけ?」と感じるかもしれませんが、これは非常に前向きな戦略です。

現在、世界的に海外旅行の需要が再び盛り上がっています。特に遠くの国へ行く「中長距離路線」を強化するために、ANAは機材のラインナップを最適化することにしました。

なぜ「10」から「9」に変えたの?787-9と787-10の違いを比較解説

ボーイング787シリーズには、いくつかのモデルがあります。今回話題となっている「787-9」と「787-10」は、それぞれ得意分野が異なります。専門的な違いを表にまとめてみました。

項目 787-9(今回増やしたモデル) 787-10(当初の予定モデル)
特徴 「マラソンランナー」型 「大型バス」型
座席数 中くらい(約250〜300席) 多い(約300〜330席)
航続距離(飛べる距離) 非常に長い やや短い(787-9より約2,000km短い)
得意な路線 遠くの都市(欧米など) 需要の多い都市(アジア近距離など)

787-10は一度にたくさんの人を運べますが、重いため遠くまで飛ぶのは少し苦手です。
対して787-9は、座席数は10より少ないものの、燃費が良く非常に遠くまで飛ぶことができます。今回の変更は、より遠くの国々へ、効率よく飛行機を飛ばすための判断なのです。

私たちの旅行はどう変わる?新しい直行便や快適な空の旅に期待

この計画変更によって、私たちユーザーにはどんなメリットがあるのでしょうか?
一番の期待は「新しい直行便の開設」です。787-9のような航続距離の長い機材が増えることで、これまで経由便で行っていたような遠い都市にも、ANAの直行便で行けるようになる可能性が高まります。

また、需要に合わせて最適なサイズの機材を配置できるため、無理な減便が減り、スケジュールが安定することも期待できます。夏休みや冬休みの旅行計画がより立てやすくなるかもしれません。

まとめ:ANAの機材変更は、私たちの「海外がもっと身近になる」第一歩

今回のANAの決定は、単なる発注の変更ではなく、これからの国際線ネットワークをより強く、柔軟にするための工夫です。
「遠くまで飛べる機材」を確保したことで、日本の空がさらに世界へと広がっていくことでしょう。次に飛行機に乗るときは、ぜひ自分が乗る機材が「-9」か「-10」かチェックしてみてくださいね。

参考文献:
ANAホールディングス、機材発注計画を変更し国際線ネットワークを強化(トラベル Watch)

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