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都営地下鉄が実現した「QRコードホームドア」とは?低コストで進化する安全対策の事例を紹介!

株式会社MR.Nexus(エムアールネクサス)

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鉄道におけるホームドア整備は、事故防止と安全性向上のために欠かせない取り組みですが、設備投資や車両改造のハードルから導入が進まない事例も多く見られます。こうした中、都営地下鉄が導入した「QRコードホームドア」は、従来の課題を低コストかつ柔軟な仕組みで解決する革新的な取り組みとして注目されています。

QRコードホームドアとは?

QRコードホームドアは、車両の前面や側面に貼付されたQRコードを、ホーム上部に設置されたカメラが読み取り、その情報に基づいてホームドアを自動制御する技術です。

車両の編成両数やドア位置が異なる場合でも、QRコードの情報からリアルタイムに対応でき、車両側の改修が不要という特長があります。

導入の背景 ─ 相互直通運転による課題

都営浅草線では、京成電鉄・京浜急行電鉄・北総鉄道など、異なる事業者が相互直通運転を行っており、車両の編成両数・ドア数が統一されていないという課題がありました。このため、従来のホームドアでは車両ごとの改造や無線連携が必要で、多大なコストと時間を要していました。

この課題を解決するため、QRコードを活用した開閉連動方式が採用されました。

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