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【道路業界向け】高速道路用ETC/DSRC路側装置 メーカー6選 | 比較表から各メーカーの特徴付き
株式会社MR.Nexus(エムアールネクサス)
製品特性
- 安全対策
- ○
- 自動化・効率化
- ◎
- 顧客満足度向上
- ◎
- 保守性・信頼性向上
- ◎
- 人手不足対策
- ○
- 法令遵守・SDGs
- ○
高速道路における通行料金の効率的な収受と交通流の最適化を支える中核機器が、「高速道路用ETC/DSRC路側装置」です。本装置は、ETC車載器との通信を行うDSRCアンテナを中心に、車両検知センサーや表示装置、ゲート制御機器、監視カメラなどを統合したシステムとして構成され、通行車両の識別、通行料金の自動収受、通過管理などを実現します。
現在、国内外の複数メーカーがこの分野に参入しており、それぞれ異なる特長や技術的優位性を備えています。事業者にとっては、機器構成や保守性、通信規格への対応状況、設置条件や調達のしやすさなど、複数の観点から導入候補を比較・検討することが重要です。
本記事では、国内外の主要メーカーによる高速道路用ETC/DSRC路側装置について、仕様や構成の違い、導入実績などを簡潔に整理し、比較しやすい形で紹介します。展示会カタログのように視覚的に分かりやすい形式を採用し、初めて導入を検討する事業者でも要点を把握しやすい内容となっています。
高速道路用ETC/DSRC路側装置とは何か?
高速道路用ETC/DSRC路側装置は何か?
高速道路用ETC/DSRC路側装置とは、通行車両の車載器と無線通信を行い、自動的に料金を収受するための道路側の設備一式です。DSRC(狭域通信)技術を利用したアンテナを中心に、車両検知センサや表示器、監視カメラなどが一体化されており、料金所やゲートに設置されます。
高速道路用ETC/DSRC路側装置は何のために使われるのか?
この装置は、高速道路における通行料金の自動収受を実現するために使用されます。車両が停止することなく通行できるため、渋滞の緩和や人件費の削減、通行データの蓄積による交通管理の高度化など、複数の目的に貢献します。
どこでよく使われるのか?
主に全国の高速道路に設置されており、ETC専用レーンやスマートIC、都市高速、NEXCO各社の管理区間などで広く導入されています。近年では、地方の有料道路や実証実験中のスマートシティエリアでも応用例が増えています。
なぜ今注目されているのか?
料金収受の無人化・効率化が求められる中、ETC/DSRC路側装置はその中核技術として再注目されています。さらに、MLFF(Multi-Lane Free Flow)やC-V2Xといった次世代通信への移行が視野に入る中で、今後のアップデート対応力が比較の重要なポイントになっています。
どういう仕組みで動作しているのか?
車両に搭載されたETC車載器と、路側装置のDSRCアンテナが非接触で通信を行い、車両情報と課金データを交換します。併設されたセンサーで通過車両を検知し、表示器でドライバーに通行可否を示し、必要に応じて監視カメラが通行状況を記録します。
高速道路用ETC/DSRC路側装置メーカー選定のポイント
設置・構造条件
機器構成はアンテナ単体ではなく、センサー、表示器、カメラ、電源設備など複数のユニットからなります。設置場所の道路幅、キャビネットスペース、電源・通信配線ルートの制約があるため、現場状況と照らし合わせた物理的な構成確認が必要です。
運用・維持管理
アンテナや検知器は屋外設置のため、耐候性・耐振動性・メンテナンス性が重要です。また、装置単体の故障時にユニット交換が可能か、障害時のリモート監視・アラート通知機能があるかなど、長期運用に耐えうる設計かを見極める必要があります。
導入実績・ベンダー体制
信頼できるメーカーかを判断するには、過去の導入事例や納入実績の確認が有効です。また、現場対応力のある国内拠点や、保守契約・アップデート対応が可能な体制があるかを事前に確認することで、導入後のリスクを減らすことができます。
高速道路用ETC/DSRC路側装置メーカー選定に役立つ比較表
以下の比較表では、国内外の主要メーカーを対象に、製品の特徴や技術の強み、導入実績などを一覧形式で整理しています。初めて導入を検討する事業者や、既存装置の更新を検討している担当者が、自社ニーズに合ったメーカーを選ぶための出発点としてご活用ください。比較表は、単なる機能の羅列ではなく、現場導入の判断材料として活かせるように設計されています。
高速道路用ETC/DSRC路側装置メーカー一覧表
高速道路用ETC/DSRC路側装置の日本国内メーカー5選
高速道路用ETC/DSRC路側装置の海外メーカー2選
まとめ:高速道路用ETC/DSRC路側装置のメーカー
高速道路用ETC/DSRC路側装置:導入・更新プロジェクトのためのチェックリスト・プロセス解説
高速道路やスマートIC、都市高速などで導入が進む「高速道路用ETC/DSRC路側装置」は、単なる機器の設置にとどまらず、設計・施工・運用に至るまで多岐にわたる検討事項が存在します。本パートでは、導入前に確認すべき項目を網羅したチェックリストと、Mobility Nexusが推奨する8ステップの導入・更新プロセスを解説します。初めて導入を検討する自治体・事業者でも、全体像と重要な判断ポイントを体系的に把握できる構成となっています。
高速道路用ETC/DSRC路側装置の導入・更新チェックリスト
高速道路用ETC/DSRC路側装置の導入・更新プロセス解説
会社名株式会社MR.Nexus(エムアールネクサス)
住所〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1丁目11番12号 日本橋水野ビル7階
キャッチコピー公共交通に変革を、技術革新で次世代の安全と効率を
事業内容Mobility Nexus は、鉄道・航空をはじめとする公共交通業界における製品・技術・メーカー情報を整理・集約し、事業者とサプライヤをつなぐ情報プラットフォームです。技術の導入事例や製品比較を体系化し、事業者が現場視点で最適な選択を行える環境を構築しています。
本サイトは、公共交通業界での実務経験を持つエンジニアが運営しており、現場感覚と専門性を重視した中立的な構成を心がけています。
現在、製品情報の整理にご協力いただけるサプライヤ様からの情報提供を募集しています。特長や導入実績、保守体制などを詳細に記載します。製品個別単位での掲載、比較記事への参画など、目的に応じて柔軟に対応可能です。公共交通の技術導入を後押しする情報基盤づくりにぜひご協力ください。
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