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東京都と日本企業4社は、東京港において日本初の水素燃料を使用したRTG(タイヤ式門型クレーン)での荷役作業を開始!
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水素燃料を活用したRTGで荷役作業を開始!
2024年10月21日、東京都港湾局、日本郵船、ユニエツクスNCT、三井E&S、岩谷産業は、東京港の大井コンテナふ頭において、日本初の水素燃料を使用したRTG(タイヤ式門型クレーン)での荷役作業を開始しました。このプロジェクトは、2023年5月に締結された協定に基づいて進行しており、CO2排出を削減し、脱炭素社会の実現を目指しています。
この水素燃料RTGは、従来のディーゼルエンジンをFC発電装置に換装することで、荷役作業におけるCO2排出を大幅に削減しながら、従来と同様の作業効率を実現しています。燃料供給体制も整備され、今後、他の港湾や荷役機械にも普及を目指しています。
水素供給体制が整備され、持続可能な物流へ
水素燃料を使用するための供給体制も整備されています。水素は千葉県内の製造工場から大井コンテナふ頭にトレーラーで運搬され、ふ頭内で水素タンクに充填されます。この供給システムにより、RTGの燃料が安定的に確保され、効率的かつ持続可能な物流が可能となります。
また、今後の展開として、他の港湾や荷役機械への水素燃料利用が期待されており、この技術が物流業界全体の脱炭素化に大きく貢献することが見込まれています。
脱炭素化への第一歩!水素燃料RTGの導入による環境負荷軽減
今回のプロジェクトは、荷役機械のCO2排出を抑える大きな一歩です。水素を燃料とすることで、発電時の温室効果ガス排出をゼロに抑えることができ、環境への負荷を大幅に軽減します。2025年3月までの検証期間中に、作業効率やターミナルオペレーションにおける課題を洗い出し、最適化を図る予定です。
このプロジェクトの成功により、他の物流業者や自治体にも広がり、持続可能な物流システムの構築に貢献していくことが期待されています。
まとめ
- 2024年10月21日、東京港大井ふ頭で水素燃料を使用したRTGによる荷役作業が開始。
- CO2排出を削減し、従来のディーゼルエンジンと同等の効率を実現。
- 水素供給体制が整備され、持続可能な物流が可能に。
- 2025年3月までの検証期間を通じて、課題解決と普及拡大を目指す。
参考:LNEWS
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