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大成建設が開発!トンネルの安全を守る革新的な自動計測システム「T-レーザートンネルウォッチ」とは?

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建設業界の安全と効率を大きく変える可能性を秘めたニュースが飛び込んできました。
大手建設会社である大成建設は、マック株式会社と共同で、トンネルの安全管理を飛躍的に向上させる新しい自動計測システム「T-レーザートンネルウォッチ」を開発しました。
このシステムは、特に複雑な条件で行われるトンネル工事において、作業の省力化と安全性の確保に大きく貢献すると期待されています。
具体的な内容とその技術的なポイントを見ていきましょう。

トンネル工事の安全・効率を革新!「T-レーザートンネルウォッチ」で高精度な変位をリアルタイム監視

大成建設がマック株式会社と共同開発した「T-レーザートンネルウォッチ」は、多数のレーザー距離計を無線でまとめて制御し、トンネルの内空変位(ないくうへんい)を非常に高い精度で自動的に計測できる画期的なシステムです。

このシステムは、従来の人がトータルステーションという測量機器を使って一つ一つ計測する方法に比べ、大幅な作業効率と生産性の向上を実現します。

特に、既設トンネルに隣接して新しいトンネルを造る「併設トンネル工事」において、掘削の影響で既存のトンネルがゆがんだりしないかをリアルタイムで把握・監視できるため、早期に異変を察知し、迅速な対応が可能となります。システム自体が軽量で設置や移動(盛り替え)も簡単なため、現場での省力化にもつながり、既に首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の工事で適用され、その有効性が証明されています。

専門的な解説:なぜ併設トンネル工事でリアルタイム監視が重要なのか

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技術の核心に迫る:レーザー距離計の無線制御と高精度化の秘密

まとめ:インフラ建設の未来を担う「T-レーザートンネルウォッチ」

参考文献:https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2025/251015_10670.html

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