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エアバスとキャセイパシフィック航空、SAF導入促進へ105億円を共同投資へ

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欧州の航空機製造大手エアバスと香港を拠点とするキャセイパシフィック航空が、航空業界の未来を大きく左右する重要な一歩を踏み出しました。両社は、地球温暖化対策の切り札とされる「持続可能な航空燃料(SAF: Sustainable Aviation Fuel)」の導入を加速させるため、総額105億円を共同で投資すると発表しました。

この大型投資は、単なる燃料の切り替えに留まらず、航空業界全体の脱炭素化競争において、リードを確立しようとする両社の強い意志を示しています。今回は、この共同投資が持つ意味合いと、私たちの日々の生活にも関わる航空技術の未来について、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

航空業界の脱炭素化を加速!エアバスとキャセイが105億円をSAFに共同投資

今回の共同投資の目的は、持続可能な航空燃料、通称「SAF」の生産技術開発と、それを安定して供給するためのインフラ、つまり「供給網」の構築を支援することにあります。

SAFとは、簡単に言えば、従来のジェット燃料と比べてCO2排出量を大幅に削減できる次世代の燃料です。植物などのバイオマスや、使用済み食用油、都市ごみ、さらには大気中のCO2を原料として製造されます。

エアバスは航空機メーカーとして、キャセイパシフィック航空は航空会社として、業界のサプライチェーン全体で環境負荷低減に取り組む姿勢を明確にしました。

なぜSAFが航空業界の「脱炭素化」に不可欠なのか?

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SAF生産技術とバイオ燃料の未来

まとめ:持続可能な空の旅に向けた共同戦線

参考文献:https://online.logi-biz.com/133930/

 

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