公開日:

日機装、水素航空機向けポンプで2次試作の試験成功!脱炭素化へ向けた大きな前進

航空
業界ニュース
  1. TOP
  2. 業界ニュース
  3. 日機装、水素航空機向けポンプで2次試作の試験成功!脱炭素化へ向けた大きな前進

次世代の航空機燃料として注目される水素。この水素を燃料とする「水素航空機」の実現に向け、日本の産業界から大きなニュースが届きました。
精密機器メーカーの日機装が、水素航空機に不可欠な重要部品である「ポンプ」の開発において、2次試作品の試験に成功したと発表しました。
この成果は、航空機の脱炭素化という世界的な課題に対し、日本が具体的な技術で貢献できる可能性を示すものです。

日機装が実現した、水素航空機開発を加速する重要な一歩

今回、日機装が試験に成功したのは、水素航空機が使用する液体水素をエンジンへ供給するためのポンプです。
水素は燃焼しても二酸化炭素(CO2)を排出しないため、地球温暖化対策の切り札として期待されています。
しかし、水素を液体として貯蔵・運搬するには、マイナス253度という極めて低い温度(極低温)を保つ必要があります。
日機装が開発しているポンプは、この極低温の液体水素を、効率的かつ安全に、そして安定してエンジンに送り込むための心臓部となります。

液体水素の取り扱いは非常に難しく、特に航空機のように軽量かつ高性能が求められる環境では、高い技術力が不可欠です。
今回の2次試作品での試験成功は、この難題を克服し、水素航空機の早期実用化に向けて大きく前進したことを意味します。
日機装が長年培ってきた高精度な流体制御技術と極低温技術が、この成果の背景にあります。

液体水素ポンプ技術とは?なぜ航空機にとって専門的かつ重要なのか

この記事の続きは会員限定コンテンツとなっております。
無料登録またはログインしてください。

新規登録

技術的な視点:極低温環境で動くポンプの仕組みと課題

まとめ:日本の技術が切り開く、持続可能な空の未来

参考文献:https://online.logi-biz.com/134210/

 

関連記事

       

掲載に関する
お問い合わせ

お気軽にお問い合わせください