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【全国初】伊予鉄グループ、運転席無人「自動運転レベル4路線バス」本格運行へ
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地方の公共交通を巡る大きなニュースが飛び込んできました。株式会社伊予鉄グループが、全国で初めて「運転席無人」となる自動運転レベル4の路線バスを本格運行すると発表したのです。この画期的な取り組みは、単なる技術実証の枠を超え、深刻化するバス運転士不足という社会課題の解決に直結するものです。この一歩が、私たちの公共交通の未来をどのように変えるのか、初心者の方にも理解できるよう、詳しく解説していきます。
全国初!伊予鉄が挑む「運転席無人」レベル4バスの本格運行
伊予鉄グループは2025年10月27日、2026年1月より松山環状線、2月からは道後・松山城線という実際の路線で、自動運転レベル4バスの本格的な運行を開始すると発表しました。レベル4の最大の特徴は、特定の条件下(今回の場合は決められた路線など)において、システムが全ての運転操作を行い、運転席に人が座る必要がない「無人」運行が可能になる点です。
これは、運転手が緊急時のみ対応する「レベル3」よりもさらに高度な段階で、国内バス業界において歴史的な技術革新となります。この取り組みは、運転士不足の解消と、地方の公共交通の維持という二つの大きな課題に対する、具体的な解決策として非常に注目されています。
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公共交通DXとスマートシティ実現への大きな一歩
伊予鉄グループによる今回の発表は、地方公共交通のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の象徴であり、「スマートシティ」実現に向けた重要なマイルストーンとなります。レベル4自動運転バスの導入は、運転士不足という喫緊の課題を解決し、地域住民の移動手段を未来永劫にわたって維持するための、最も具体的で強力な対策となり得ます。
今後、この成功事例は全国のバス事業者へ波及していくことが予想され、私たちの生活を支えるモビリティ(移動手段)が大きく変わるきっかけとなるでしょう。この革新的な挑戦に引き続き注目が集まります。
参考文献: https://www.iyotetsu.co.jp/topics/press/2025/1027_gbam.pdf
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