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新穂高ロープウェイを完全ガイド|料金・シーズン別の始発時刻・駐車場の選び方・割引を徹底解説【2026年最新】

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標高2,156mの西穂高口駅まで、日本で唯一の2階建てゴンドラで上がれる新穂高ロープウェイ。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星として掲載された絶景を、登山なしで見られる場所です。ただし出発前に知っておかないと損をする仕組みがいくつかあります。始発時刻はシーズンごとに違い、紅葉期の土日祝は30分早まります。駐車場も第1と第2で最寄りが分かれていて、選び間違えると歩く距離が変わります。

この記事では、次の内容をまとめています。

  • 何時に行くべきか。シーズン別の始発・終発と混雑の避け方
  • 予約が必要なもの、不要なもの
  • 運賃の全体像と、知らないと損する100円の話
  • 割引3種類の使い分け
  • 駐車場4か所の選び方
  • 服装、当日の天気の確認方法、アクセス

本記事は2026年9月時点で新穂高ロープウェイの公式サイトに掲載されていた内容をもとにしています。運賃や時刻、駐車場料金は変更される場合がありますので、おでかけ前に公式サイトでご確認ください。

何時に行くべき?シーズン別の始発と終発

季節別の新穂高温泉駅上り始発と冬の終発

始発と終発はシーズンで変わる

新穂高ロープウェイは通年営業ですが、運行時間は季節によって切り替わります。

シーズン 新穂高温泉駅(上り) しらかば平駅(上り) 西穂高口駅(下り) 鍋平高原駅(下り)
グリーン(4/1〜11/30) 8:30〜16:00 8:45〜16:15 8:45〜16:45 8:30〜17:00
サマー(8/1〜31) 8:00〜16:00 8:15〜16:15 8:15〜16:45 8:00〜17:00
紅葉(10月の土・日・祝) 8:00〜16:00 8:15〜16:15 8:15〜16:45 8:00〜17:00
ウィンター(12/1〜3/31) 9:00〜15:30 9:15〜15:45 9:15〜16:15 9:00〜16:30

注目すべきは紅葉期です。10月の土・日・祝は始発が8:00に繰り上がります。通常のグリーンシーズンは8:30始発なので、30分早いことになります。混雑期だからこそ早く動かすという運用です。

逆に冬は9:00始発で終発も15:30と短くなります。同じ「午後に行けばいい」という感覚で出かけると、冬は間に合いません。

混雑を避けるなら始発か、午後遅め

混雑を避ける時間帯は始発か午後遅め

公式は混雑時に臨時便を出すとしていますが、待ち時間そのものは避けられません。狙い目は次の2つです。

  • 始発に合わせて入る。紅葉期の土日祝なら8:00、通常期は8:30です
  • 午後遅めに上がる。グリーンシーズンなら上りの終発は16:00、下りの西穂高口発は16:45まであります

紅葉の最盛期に確実に見たいなら、前泊して始発を狙うのが最も確実です。混雑期の考え方は立山黒部アルペンルートを予約完全ガイドでも整理していますので、山岳観光ルート全般の混み方を知りたい方はあわせてご覧ください。

運行は30分間隔

ゴンドラの発車時刻は決まっています。

  • 第1ロープウェイ(新穂高温泉駅→鍋平高原駅)。毎時00分・30分発
  • 第2ロープウェイ(しらかば平駅→西穂高口駅)。毎時15分・45分発

第1が00分に出れば、乗り継いで第2の15分発に間に合う時刻設定です。30分間隔なので、1本逃すと30分待ちになります。

予約は必要?

乗車は予約不要、一部の登山者用駐車場は予約制

ロープウェイ自体は予約不要

結論から言うと、ロープウェイの乗車に予約は要りません。当日そのまま窓口や券売機で購入できます。

公式が「予約制」としているのは、一部の登山者用駐車場だけです。観光で訪れる分には、予約手続きは発生しません。

WEB前売り乗車券と優先乗車サービス

予約は不要ですが、混雑を短縮したい場合の選択肢が2つあります。

サービス 内容
WEB乗車券 事前に購入し、券売機または窓口で引き換える
優先乗車サービス 1人300円。通常より短い待ち時間で乗車できる

優先乗車サービスには条件があります。

  • 対象は第1・第2ロープウェイの上り便のみ。下りは対象外です
  • 乗車券とは別料金です。優先券だけでは乗れません
  • WEB前売りは数に限りがあり、当日は新穂高温泉駅またはしらかば平駅の窓口でも購入できます
  • 団体では利用できません

紅葉期の土日祝など、待ち時間が読めない日に300円で保険をかける、という使い方が現実的です。

料金と、知らないと損する100円の話

大人往復は第2のみ3700円、連絡3800円で差額100円

運賃一覧

区間 往復 片道
第1・第2連絡(新穂高温泉駅〜西穂高口駅) 大人3,800円/子供1,900円 大人2,400円/子供1,200円
第1ロープウェイ(新穂高温泉駅〜鍋平高原駅) 大人700円/子供350円 大人500円/子供250円
第2ロープウェイ(しらかば平駅〜西穂高口駅) 大人3,700円/子供1,850円 大人2,300円/子供1,150円

第2だけ乗っても100円しか変わらない

表をよく見ると、気づくことがあります。第2ロープウェイだけの往復が3,700円、第1と第2を通した連絡往復が3,800円。差はたった100円です。

つまり鍋平高原の駐車場に車を停めて第2だけ乗っても、新穂高温泉駐車場から第1を乗り継いでも、運賃はほぼ同じということになります。料金で駐車場を選ぶ意味はありません。選ぶ基準は停めやすさと歩く距離です(第5章で詳しく説明します)。なお、これは公式の運賃表から読み取れる差であり、公式がそう案内しているわけではありません。

荷物券と子供料金

  • 6kgを超える荷物には荷物券が必要です。連絡往復で1,000円、第2往復で600円かかります
  • スキー、スノーボード、先端がカバーされていないピッケルなどの滑走具は持ち込めません
  • 子供運賃は小学生が対象です。中学生以上は大人料金になります
  • 未就学児は無料です(大人の同伴が必要)

乗車券の有効期限

意外と知られていないのが有効期限です。

  • 片道乗車券。発券日当日のみ有効
  • 往復乗車券。往路は発券日当日のみ、復路は発券日を含めて3日間有効

復路が3日間使えるので、上に泊まる登山者が翌日以降に降りてくることもできる設計です。日帰り観光なら気にする必要はありません。

割引は3種類

食事や買い物、バス利用、対象手帳による割引の使い分け

お得〜ポン(往復+施設利用券)

項目 内容
内容 ロープウェイ往復乗車券+施設利用券
料金 大人4,500円/子供2,250円
お得額 大人800円、小人650円
施設利用券 500円券を大人3枚、子供2枚
購入場所 新穂高温泉駅・しらかば平駅の自動券売機、WEB乗車券

施設利用券は館内の各店舗で使えます。山頂でソフトクリームや軽食、おみやげを買う予定があるなら、ほぼ確実にこちらが得です。ただし釣り銭は出ず、利用開始後の払い戻しもできません。

奥飛騨まるごとバリューきっぷ(バス+往復)

濃飛バスとのセット券です。公共交通で行く人向けの選択肢になります。

プラン 料金
2日間フリー・高山発 大人7,700円/小人3,850円
2日間フリー・平湯発 大人5,400円/小人2,700円
3日間フリー・高山発 大人8,200円/小人4,100円

高山バスセンターと新穂高ロープウェイの間がフリー乗車になり、ロープウェイ1往復が付きます。上高地にも行くなら、平湯と上高地の往復が付いた「上高地・奥飛騨まるごとバリューきっぷ」もあります。発売は高山濃飛バスセンター、平湯バスターミナル、モバイル乗車券です。

障がい者手帳をお持ちの方

手帳を提示した本人は半額で利用できます。介助者についても、身体障害者手帳・療育手帳・愛護手帳は1種、精神障害者保健福祉手帳は1級の記載がある方と同時に精算し、同行する場合に限り1名まで半額になります。

なお、会員優待を探す方が多いのですが、公式が案内している割引は上記の3系統です。まずはお得〜ポンとバスセットを比べるのが確実です。

駐車場はどっち?

新穂高温泉駐車場と鍋平高原駐車場の台数と徒歩時間の比較

4か所の比較

駐車場 台数 料金 最寄り
新穂高温泉駐車場 約160台 乗用車800円/6時間 第1ロープウェイまで徒歩2〜5分
鍋平高原駐車場 約550台 乗用車800円/6時間 第2ロープウェイまで徒歩5〜10分
新穂高第2駐車場 約85台 乗用車2,000円/1日
予約制登山者用駐車場 約80台 乗用車1,000円/12時間

バスは2,300円/6時間、バイクは500円/6時間です。

台数で選ぶなら鍋平高原

新穂高温泉駐車場は第1ロープウェイのすぐそばで便利ですが、約160台しかありません。一方の鍋平高原駐車場は約550台と3倍以上あります。第3章のとおり運賃差は100円なので、混雑期に確実に停めたいなら鍋平高原を選び、第2ロープウェイから乗るほうが合理的です。

ただし注意点があります。

  • 料金は6時間ごとに加算されます。ゆっくり滞在するなら2区分になることを見込んでおきます
  • 降雪期(11月上旬〜4月下旬)は鍋平高原駐車場が閉鎖されます。冬は新穂高温泉駐車場が前提になります
  • 駐車場にトイレはありません。トイレはロープウェイ施設内のみで、営業時間内の利用になります
  • キャンピングカーなどの大型車両は、区画の関係でゲート式駐車場を利用できません。係員に相談してください

登山で使う場合

登山者は、高山市営の登山者用駐車場か、鍋平高原駐車場の登山者用駐車場を利用します(鍋平高原は冬季閉鎖)。予約が必要なのはこの一部の登山者用駐車場だけで、それ以外は予約不要です。道路上や敷地内への駐車は通行の妨げになるため避けてください。

第1と第2は何が違う?所要時間の目安

新穂高温泉、鍋平高原、しらかば平、西穂高口の4駅と乗り換え

4つの駅を2本のロープウェイでつなぐ

新穂高ロープウェイは1本ではありません。2本のロープウェイと4つの駅で構成されています。

順番 特徴
1 新穂高温泉駅 地上2階建て。1階からバリアフリーで、エレベーターと階段昇降機を完備
2 鍋平高原駅 第1ロープウェイの下り乗り場。隣に全長2.3kmのネイチャートレイル
3 しらかば平駅 第2ロープウェイの上り乗り場。2階にパン屋とビューラウンジ
4 西穂高口駅(標高2,156m) 屋上が展望台、3階が乗り場、2階にレストランと売店。隣に「頂の森」

第1ロープウェイで鍋平高原駅まで上がり、しらかば平駅へ歩いて移動してから第2ロープウェイに乗り換えます。日本で唯一の2階建てゴンドラで標高2,156mの西穂高口駅まで上がれるのが、この路線の最大の特徴です。西穂高口駅の屋上に広がる360°の大パノラマは、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星として掲載されています。

第2だけでも西穂高口に行けるのは、この4駅構造があるからです。

滞在時間の組み立て

上り、山頂滞在、下りを合わせた滞在時間の目安

乗車そのものより、待ち時間と山頂での滞在が時間を左右します。

  • 上り。第1と第2を乗り継ぐため、待ち時間を含めて30〜60分
  • 西穂高口での滞在。展望台と周辺を歩いて1時間前後
  • 下り。同じく乗り継ぎで30〜60分

合計すると2時間半から3時間が目安です。山頂には食事処やショップもあるため、食事を入れるなら3時間半ほど見ておくと余裕があります。

※公式サイトに所要時間の案内はありません。上記は運行間隔30分と4駅の乗り継ぎ構成から逆算した目安です。混雑状況によって前後します。

服装と当日の天気の見方

麓20度に対し山頂10〜14度の目安と羽織りもの

山頂と麓で6〜10℃違う

公式は、標高100mにつき0.6℃気温が変わるとしたうえで、西穂高口駅と新穂高温泉駅では約6〜10℃の差があると案内しています。

麓が20℃なら、山頂は10〜14℃ということになります。夏でも羽織るものは必須です。風がある日はさらに体感が下がります。

当日の天気は公式トップで確認できる

「山頂の天気が知りたい」という声は多いのですが、公式サイトのトップページに、その日の天候、気温、第1と第2それぞれの運行状況、駐車場の空き状況、ライブカメラがまとまっています。出発前にここを見るのが最短です。

運休する条件

  • 強風の場合。天候にかかわらず運行を見合わせることがあります
  • 点検運休。安全確保のため、年1〜2回程度の点検運休日があります
  • 定休日はありません。年間を通して営業しています

長距離を運転して向かう場合は、出発前に運行状況を確認してから動くのが確実です。

アクセス

高山から新穂高への車とバスのアクセス

車の場合

高山市街地から平湯方面へ進み、国道158号から国道471号、県道475号線を経由します。所要時間は70分程度です。

冬に車で向かう場合は装備が要ります。公式は、例年11月中旬くらいから4月初旬くらいまで雪が降ることがあるとして、スタッドレスタイヤなどの冬装備を求めています。紅葉が終わる時期と降雪期の始まりは重なるため、11月に行くなら装備を整えてください。

バスの場合

濃飛バスの平湯・新穂高線が高山バスセンターと平湯温泉から出ています。第4章で紹介した奥飛騨まるごとバリューきっぷを使えば、バスとロープウェイをまとめて確保できます。

遠方から空路で入る場合は、乗り継ぎの時間計算がシビアになります。空港での所要時間の考え方は国内線は何分前に空港へ?にまとめていますので、フライトを絡める方は先に確認しておくと安心です。

よくある質問

車椅子のまま山頂まで行けますか?

行けます。一部に階段昇降機を使う場所がありますが、エレベーターとスロープで西穂高口駅まで到達できます。新穂高温泉駅としらかば平駅には貸し出し用の車椅子もあります。

犬を連れて乗れますか?

一定の条件を満たせば愛犬も乗車できます。ただし飲食店など一部施設には入れません。盲導犬はすべての施設に立ち入れます。

トイレはどこにありますか?

ロープウェイの各駅に設置されています。ただし水の確保の関係で、西穂高口駅のトイレが使用できない場合があります。駐車場にはトイレがありません。

赤ちゃん連れでも大丈夫ですか?

オムツ交換台は新穂高温泉駅、しらかば平駅、西穂高口駅のお手洗いにあります。授乳室はしらかば平駅にあり、西穂高口駅では救護室を授乳室として使えます(係員に声をかけてください)。

支払い方法は何が使えますか?

クレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、銀聯、Discover)、バーコード決済(d払い、PayPay、auPAYなど)、電子マネー(iD、QUICPay、Edy、交通系など)が使えます。一部利用できない場合があります。

Wi-Fiはありますか?

新穂高温泉駅、鍋平高原駅、しらかば平駅、西穂高口駅の4駅で利用できます。SSIDとパスワードは施設内に掲示されています。

高齢者や持病がある場合の制限はありますか?

制限は設けられていませんが、短時間で一気に高所へ移動するため、気圧の変化に注意するよう案内されています。心配な場合はかかりつけの医師に相談してください。

まとめ

新穂高ロープウェイは、行く日と時間帯の決め方で体験がまったく変わります。要点を5つに整理します。

  • 紅葉期の土日祝は8:00始発。通常のグリーンシーズンより30分早く、冬は9:00始発で終発も15:30と短くなります
  • 予約は不要。予約制なのは一部の登山者用駐車場だけです。待ち時間を短縮したいなら優先乗車サービス(上りのみ300円)があります
  • 第2だけ乗っても連絡往復との差は100円。運賃で駐車場を選ぶ意味はありません
  • 混雑期は鍋平高原駐車場。約550台と新穂高温泉駐車場の3倍以上あります。ただし降雪期は閉鎖されます
  • 山頂は麓より6〜10℃寒い。出発前に公式トップのライブカメラと運行状況を確認してから向かってください

紅葉のピークは短く、天候にも左右されます。行く日を決めたら、前日に運行状況と駐車場の空き状況を確認しておくと当日が楽になります。

ご利用前に必ずご確認ください

本記事は2026年9月時点で新穂高ロープウェイの公式サイトに掲載されていた内容をもとにまとめています。運賃、駐車場料金、シーズン別の運行時刻、割引商品の内容は予告なく変更される場合があります。おでかけ前には、必ず新穂高ロープウェイ公式サイトで最新の運行状況と料金をご自身でご確認ください。

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